自分でも必要最低限しか触ることがない女性の最もデリケートな部分に指を挿し入れられ、
本能的な恐怖とおぞましさに震えたルキアは、狂ったように泣き喚き逃れようと身を捩る。


「いっ!いやっ!やだっ!!やだやだ!やだぁ!!!触るな!やだ!抜け!今すぐ私を離せ!!」

「とと・・・あんま暴れたらあかんよー
うっかり指で処女膜突き破ってしもたら、もったいないやろ?」

「ひぃっ!やっ・・・やだ!やだぁ・・・・・
 お・・・・・お、お願・・・お願い・・・お願い、します・・・・・、助けて・・・助けて、ください。
お願い、だから・・・・・も、もう、やめて、くだ、さ・・・・・」

「お願いされてやめれるんやったら、最初からこんなんせんて。
君はもう、僕から逃げられんよ。」

「だっ・・・て、こ・・・こんな、こんなの、やだ・・・やだぁ・・・・・」

「ルキアちゃんは、永遠に、僕のもんや。」

「!!いやぁっ・・・・・」

啼いても喚いても暴れてものしかかるギンの身体は少しも引かず、もうどうあってもここから逃げ出すとこが叶わぬと知り、
最後に絶望に満ち引きつった叫びがか細くルキアの喉から上がった。






市丸ギンは機嫌が悪い   〜 第5話 〜





 

-----5分後

くちゅ、にちゅ、ぬち・・・

「っあ!あんっ・・・はぁっ!は!あっ!やっ、やっ、やぁっ!あんっ!はぁっ!あっ!あっ!」

「・・・なぁんやぁ。あんな嫌がっとったのに、えらい気持ちよう喘いでくれて僕嬉しいなぁ。
可愛ええ声やよ。ルキアちゃん。」

「い、や!ちがっ・・・!うあっ!?やっ・・・あぐっ!・・・いっ、いやっ、いやあぁ・・・あぁんっ・・・」

「くくくっ・・・感じ過ぎておもらしみたいに濡らしとって、いやいや言うても甘えとるだけみたいやん。」

にゅぷっ、くちっ、ぬちゅ、ぷっ、ぬぷぷぷっ・・・・・

「ちがっ!あっ!?あっ!あぁ・・・!やっ・・・・ひぃっ・・・・・っ!!」

陰毛のないつるつるぷにぷにとした秘所の感触を楽しみつつ、あまり深くを目指し指で処女膜を破ってしまわぬように注意し浅く掻き回しながら、
興奮に反応し膨らんだクリトリスを直に摘まんで柔らかく擦ると、それだけでルキアの口から咆哮に近い追い詰められたような嬌声があがり、
同時に快楽に比例した大量の蜜が秘所の奥からどっと溢れた。

ギンが指を動かす度に混ざった蜜がヌチュヌチュと卑猥な粘着質の水音を響かせながら、片胸の蕾も秘所の芽と同じように摘まみ擦られ、
空いた片胸にはギンが吸い付き舌で転がされる三点同時攻めに、気持ちいいだけでは済ませられぬ凶暴過ぎる快楽の波に、
急激にせり上がった『何か』がルキアの中で弾け、先程よりも強い絶頂感にビクビクと身体が大袈裟に跳ね頭の中も真っ白になると、
ルキアの思考と共に体力も奪われ、まさに指一本動かせぬような完全脱力状態で洗い息遣いに激しく胸を上下させた。


「ふぁ・・・はっ、はっ、はっ、うぁっ・・・はっ、はぁ・・・・」

「こんくらいで音ぇあげたらあかんよ。ほんまのお楽しみは、これからやん。」

「・・・え!?・・・・・な、なに?ま、まだ、何を・・・?」

「せやから、言うたやろ。ほんまのお楽しみは、これからやて。」

「やっ!」


僅かに残っていた抵抗力を無効化するのに成功したギンがやっと拘束を解き身体を起こすと、支えを失ったルキアは逃げ出すどころか一人で座ることも出来ず、
痙攣に肩で息したまま無様にベッドの上に四肢を投げ出したのをいいことに、手早く蜜と潮に濡れたショーツを抜き取ると、秘密の花園がよく見えるよう足を大きく開かせた。

閉じることもせず開かれた股の丸見えの秘所からは、小さな泉のようにじわじわと蜜湧き出し、
貝のように閉じられたいたはずのすじまんは花びらのような襞を物欲しげにヒクヒクと震わせ、
僅かながらに花開き奥のたっぷりと蜜蓄えた秘所をちらりと覗かせ目の前の雄を誘っているようだ。


「つるっつるでお子ちゃまんこみたいなくせに、エロぅてたまらん。」

「!あ、あぁ・・・やぁだぁ!見るな見るな!手を離せ!は・・恥ずかしい・・・」

「恥ずかしいてなんで?こんな綺麗なおまんこ僕初めてや。」

「そう言われて喜べるか!いいから見るな!早く手を放せ!!」

「見られるのが嫌やったら、僕には見えんようにもっと近づけばええかな。」

「い!?・・・・・ひぃぃっ!?」


爽やかな甘さの花の香よりも、ねっとり嗅覚に絡みつき妙に雄の本能を高める、
雌の不思議なフェロモンを発する花園の誘われたギンは、一途な愛を誓うように恭しく花びらへと口づける。

 

別の生命体のごとく器用に動く舌先で滑らかな割れ目を何度かなぞると、その感触だけでルキアは絶叫し激しく仰け反った。
ちろちろと入口付近を十分に舐め回すと、覗いた秘所の奥の蜜を求めぬろりと舌を挿し込む。


ちゅっ、ちゅっ、ちゅくっ、ちゅぅ・・・ぺちょ、ちゅくっ、ぷちゅ、ぺちゃっ・・・・・

「い゛っ!?あっ!なに?やぁっ!やぁだっ!
だめ!やっ!いやっ・・・あ!?ひっ!うぅ・・・あぁっ・・・!」


見られるだけでも恥ずかしい場所を舐められる恥辱と快楽がルキアの中で激しくせめぎ合う。
すぐにやめて欲しいと願いながらも、まだやめて欲しくない矛盾する気持ちを同時に思う背徳感に、
混沌とした感度と官能がぐっと高まっていくのを自分では止められない。

常人よりもずっと長いギンの舌に一定のリズムで蜜壺を出し入れされると、大きさと硬度はないのも処女には丁度良く、
的確に快楽を増幅させる高度な技巧に、ぬめり滑る痛みもない心地いいだけの疑似セックスになすすべなくルキアは惑わされる。
 

「うぁっ!?んっ!・・・ふー・・・ふー・・んんっ!んっ!
ふぁっ!?あ!あぁ!いいぃ・・んんっ・・・!」

舌に秘所を突かれる気持ち良さに蕩けた頃合い急に舌を抜き、胸の蕾同様に興奮に勃起しきった最も敏感な肉芽を剥き暴き、
丁寧に吸ったり舌先でクリクリとねぶり回したりする度に、己の中で高まる消化しきれぬ色欲の膨張に涙を流し、
腰をくねらせ舌から逃れようと試みるも、ギンがそんなことで逃すはずもない。
しっかりと腰を抑えながら両手で割れ目を左右に引っ張り広げた秘所に溢れた蜜をわざとぴちゃぴちゃ音を立てながら舐めたり吸ったりし、
挙句そうしていると同時に肉芽をしごきあげられるのだから、快楽熱を蓄え高められたままのルキアの身体は面白い程簡単に高みへと導かれ、
軽くも激しくも合わせ、もう何度絶頂を極めたか数え切れぬほどになり、やっとギンは身を起こす。


「はぁ、はっ・・・あはは。すごいなぁルキアちゃん。もうなんべんイッた?
5回までは僕も数えとったけど・・・あんまりようイキはるもんやから、途中でわからんなってしもたわ。」

「あっ・・・はぁ、はぁ・・・はっ、うぅっ・・・あ、はぁ・・・」

「初めてで知らん男に犯されとるくせに、随分気持ち良うイキまくって感じまくって濡れまくってほんまエロいなぁ。
 ・・・こんだけ慣らしたら、もうええよねぇ。」

「・・・!」

待ち望んだ時を前に、この男らしからぬ余裕のない急いた動作でベルトを外しファスナーを下ろすと、
メーカー品のボクサーパンツの中からはちきれそうな程膨張しきった分身を取り出し、
時間と手間をかけ慣らし濡らして開かせた
ルキアの花襞へぐっと亀頭を押し付けた。

その瞬間。

「い、嫌ぁっ!!絶対、やだぁ!!!」

「!」

繰り返された絶頂に失神寸前になっていたはずのルキアが、押し付けられた硬く熱い異物の感触にハッとして自我を取り戻すと、
前戯以上の行為は恐怖心がありどうしても受け入れられず、叫びそれ以上押しこまれぬよう必至になってギンから離れようと布団の上を這いあがる。

このルキアの態度が記憶なく拒否される現在の惨めな自分に重なり、一瞬前に味わえた触れ合える幸せな気持ちを跡形もなく吹き飛ばし、
どうあってもルキアを我が物にしたい独占力にカッとなったギンはルキアの足を引きずり寄せると、
自分と向き合わせるように仰向けに寝転がすと震える両膝を掴み大きく広げ、その中心に再び亀頭を押し付け余計怯えの色を濃くした大きな紫紺色の瞳とまっすぐに見合った。


「そんな、嫌なん?」

「お、お願いします。ほ、本当に、嫌、なん、です。
お願い、します。たす、助けて、助けて、ください・・・」

「・・・そんな、敬語使こうてまで懇願するほど、僕とするんは嫌なんか。」

「し、知らない人と、こんな事、で、出来ません。お願いします。」

「知らん人?
・・・そうか。こんなしとっても、ルキアちゃんにはやっぱり知らん人なまんまなんやね。
やっぱり、早よぅ繋がって、身体だけでも、僕んこと忘れんようにしとったら良かったんやな・・・」

「あ・・・あの・・・・・」

「せやけど、やめんよ。」

「え?」

「最初に言うたよねぇ。ルキアちゃんが僕んこと覚えとらんでも関係ないて。
覚えておらんならおらんでも、僕は君んこと放す気ぃないし、身体だけでも繋がってしまえばええ。」

「え?あ・・・ヤダ!嫌だ!絶対嫌!やめて!お願いやめてぇ!!」

「僕を思い出せん、ルキアちゃんが悪いんよ。」


押し付けられた亀頭がつぷりと埋まり、奪われる恐怖心にルキアは無我夢中で絶叫していた。

「っやぁ!怖い・・・怖い!ヤダ!やだやだやだぁ!!助けて!助けてぇ兄様!!!」

「!」


ルキアの叫びに思いがけずギンの動きは止まり、今までギンから聞いた事のないやけに苦しげな呻きに近い声が漏れた。

「・・・なん、でぇ。」

「・・・・・え?」

「なんで、僕やなくて兄様呼ぶん?なんでルキアちゃんは、僕より兄様の方を大事にしとるの・・・」

「え?え?だ、だって、それは・・・」

「ルキアちゃんを一番愛して、大事にしとるのは僕んはずやのに、こんなん、あんまりや・・・」


そう呟きうなだれたギンの手からは急激に力が抜けていき、拘束が解けたルキアは慌てて手を振りほどくが、
素早く制服を着直し部屋から逃げ出すまでには回復しておらず、とにかくギンから距離をとろうと、
フラつきながらも布団の中からタオルケットを引っ張り出すと半裸の身体に巻き付け、ベッドの隅に寄りそこから動かなくなったギンの動向を伺った。

そのギンはといえば先程までの元気が嘘のように、膝付き顔が見えない程深くうつむき、
ワイシャツのボタンは全開で細いながらも引き締まった見事に割れた腹筋が露わになっていたが、
その下には剥き出しになった男のソレも力なくデロリとして横たわるひどく間抜けな姿のまま、燃料の切れたロボットのごとく完全に動きを停止している。

しかしいつ動き出すかも知れぬので、ルキアは油断なく監視しながら、数分身体を休めなんとか動けそうだと確信すると、
ギンを刺激せぬようにそっと移動し、ベッド下に散らばっていた自分の制服をかき集めると、あまり物音をさせぬようにとにかく部屋から飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<back   next>

gin top

※ギン可哀想でごめん。
 色々引きずり時間はかかりましたが、気持ち新たに更新頑張ります。
 2016.10.1

material by 戦場に猫

inserted by FC2 system