熱い湯からあがると、二人は充分に体を拭かぬまま、待ちかねたように絡み合い布団の上にもつれこむ。

「こ、こんなに濡れていては・・・布団まで、濡らしてしまう・・・・・」

綺麗に整えられた布団を跳ね除け、濡れた体で横たわる小さな罪悪感にルキアが呟き、熱いキスの間に一護は顔を上げ、
気恥ずかしげに視線を伏せるルキアを見下ろし甘い声で囁いた。

「心配すんな。こっちが濡れても、寝る時はあっちで一緒に寝ればいい。」






『 暴走青春温泉編 』  後編





湯の中よりも更に激しく、一護はルキアの全身を愛撫する。
まとめていたルキアの髪がほどかれ、いつものように自由になびく。
露天風呂といういつもと違った環境から、布団の上に戻った安堵にルキアから上がる嬌声もやや高いようだ。
美肌効果のある温泉のせいか、元々キメ細かいルキアの肌はいつも以上に滑らかさを増しているようで、
一護はとにかく胸から足からとこれを確認するように撫で回し、その手の動き全てが感じるらしく、
自分を撫で回す一護の手の動きに合わせてルキアはひどく切羽詰ったような泣き声を上げだした。

「あっ・・・!はぁ・・・んんっ!ふぁっ!ひぃっ・・・!やっ!あぁっ・・・!」

この声があがったら、ルキアはもう準備万端だ。
経験上それを承知している一護だが、今夜はもう少しだけルキアを高めたい。
そんな思いに一護はルキアの体を反転させてうつ伏せに体勢を変えると、腰を掴みグイッとひっぱりお尻を高く突きあげるような格好にした。

「!?やっ!い、一護!何をする!!」

自分の体を知り尽くした一護の的確な愛撫に身も心もトロトロに蕩けていたルキアは、突然の体位変更に狼狽し抗議するが一護は怯まず、
他のどの部分でも見たことのない濃いピンク色の花びらが蠢き、快楽の蜜を滴らす女の秘所を食い入るように見つめている。
そんな一護の熱視線にルキアの内までが熱く焦がれ、恥ずかしさと快楽にますます一護を欲して秘所が疼いてしまう。

「なんか、スゲーよな。女って・・・・・」

「えっ・・・?やっ!い、いち・・・!だめっ!あっ!いやぁっ!!」

熱い溜息と共に何事か小さく一護呟いたかと思うと、一護は花びらの両端を親指で引っ張り開かせ、
花に誘われた蜜蜂の様にそのまま唇をあてがい中に舌を挿しいれる。
秘所を舐められる事態は初めてではないのだが、このようにお尻を突き出した格好にされた事が初めてで、
この体制の恥ずかしさにルキアは悶え、そして今までになく燃えて感じてしまうのが否定できない。

「うぁっ・・・!いちっ・・やぁ!・・だ・・めっ・・・・!ひぁっ!?あっ・・くぁっ・・・うぎぃっ・・・!!」

一護の口からじゅるじゅると蜜を啜りこむ音が盛大に響き、溢れるまでに流れたルキアの蜜がその行為への快楽を示してしまっている。
貪るように動き回る舌にいいように弄ばれ、もう幾度目か分からない小さな絶頂を感じつつ、
それでも止まぬ一護の愛撫に、ルキアはもう我慢も限界とばかりに首を捻り後ろを見上げ叫んだ。

「一護!お願っ・・・もうだめっ!早く・・・早く・・・!挿れてっ・・・・!」

気持ちと快楽を高めはするが、それだけに増していく切ない疼きに焦れたルキアの叫びに、
一護はやっと満足して顔を上げ、少しだけ意地悪そうに笑みを浮かべている。

「どうした?いつも『ダメ』とか『やめろ』ばっかりなのに。そんなに俺が、欲しくて堪んねぇのか?」

「欲しい!・・・・・一護が、欲しいっ!!」

「っ!」

白い肌を桃色に染め熱く潤む瞳で息を荒げ、苦しげに眉をひそめる甘く乱れたその表情で一護の揶揄にも素直にこくりと頷き、
ルキアは更におねだりするように淫らにお尻を小さく振ってみせる。
旅先の開放感か、普段とは比べ物にならぬまでに乱れ欲しがるルキアの姿に、一護もいつも以上の欲情を覚え、
あとは言葉もなく性急に硬い肉棒を花びらへとあてがい、その奥深くへと一気に押し込んだ。

「ふあっ・・!ひっ!・・・うあぁっんっ・・・!!」

「温泉のせいか?いつもより、中、熱いみたいだ・・・」

「ひぃあっ!・・・あっ・・いっ・・・やあっ!つ、強すぎるぅ・・・あっ!あぁんっ!はひぃっ・・・!」

猛る欲望の象徴を包み込む蜜壷の熱く滑った襞を感じ、根元までそこに納めた一護は一旦動きを止め、はぁっ・・・と感慨深げに息を吐き出す。
しかしそれも、ほんの一瞬。
ルキアの小さな桃のように形よい尻を両手で鷲掴むと、一護の腰は突然激しい律動を開始する。

待ちわびた一護のものに強く穿たれ、ルキアは全身を震わせ歓喜の涙を流して受け入れた。
一護が腰を振るたび、打ち付けられたルキアの尻からパンパンと小気味良いリズムを刻み、ルキアはシーツを握り締め大きな声で喘ぎ続けた。
四つん這いにさせたバックから突き上げるこの体制は、正常位より深く奥を突き抉るような快楽を感じ、より本能に忠実な動物的に感じ乱れる体位でもある。
この一護の攻めにルキアの体は反応しまくり、秘所からはぐちゅぐちゅに濁り滴る蜜が溢れ、どこまでも貪欲に一護を快楽を求めている意思表示をしている。

「やはぁっ!いっ・・・気持ちいぃっ・・・一護ぉ・・・いいっ!すごい・・気持ちいいっ・・・!」

「俺も・・・気持ちいい・・・・ルキア・・・・・・!」

バックの体制に立膝からも力が抜け落ちてしまいそうなまでに、感じ悶えたルキアの様子をじっくりと眺めるべく、
二人の結合部を中心にルキアの足を掴み反転させれば、感じすぎ蕩けたような表情ではぁはぁと喘ぐルキアが目の前に晒された。

「ルキア。お前、すげぇエロ顔してんぞ?・・・そんなに、いいのかよ?」

「んっ!い、いいっ・・・!だって・・・!気持ち・・いいっ!」

バック程の深い結合感はないものの、目を見合わせ唇を重ね合わせ一護が腰を動かせば、
自らの意志でルキアは積極的にこれを受け入れ合わせるように、自らも腰を動かし一護の首をかき抱き夢中になって快楽に溺れていく。
今二人の肌を濡らすは、拭きそこなった温泉の湯などではなく、激しい動きに滴るまでに汗が噴出す。
じっとりと濡れる互いの肌を重ね合わせ、二人の興奮はどこまでも高まっていくばかり。
下ばかりでなく、口元までくちょくちょと淫らな水音を響かせ、小さな胸をすくいあげるように揉みしだきながら、
ルキアの華奢な体を壊しそうなまでに激しく揺さぶり、一護は高み目指して昇り詰めていく。

「ルキアッ!俺・・・もうっ・・・・!イク・・ぞっ・・・・・!」

「あんっ!一護っ・・・!すきぃ・・・一護ぉ・・・・・すきぃ・・・・・・!」

「俺も・・・・ルキア!・・・お前が・・・好きだっ・・・・・!」

高まる熱に浮かされたように甘い言葉を互いへと捧げあい、一護はルキアを強く抱き締めると、最後に激しく腰を打ちつけルキアの奥深くに全て吐き出し果てた。

 

 

 

 

 

何度も求め合い交わり、現在時刻は午前1時。
今度はなんの争いもなく二人は露天風呂に入り、汗と体液に汚れた体を洗い流した。
先程までの激しい情交に心地よく疲れた体を湯に沈め、一護は溜息と共に呟いた。

「こんな時間に風呂入るの、俺、初めてだなー・・・」

「・・・・・・・・」

「・・・・・どうしたルキア?随分と大人しいな。やりすぎて、疲れたのか?」

深い充足感に満ちた一護とは裏腹に、ルキアは難しい顔をして黙り込んでいる。
俯きがちになりながら大人しく湯に浸かるルキアの様子に気づいた一護は、訝しむように覗き込む。

ルキアは先程までの己の一護を誘う淫猥な行為と言葉の数々を思い出し、熱が引き平静に戻った今、
いたたまれなさに叫びだしたいような恥ずかしさと後悔を感じていたのだ。
しかし、デリカシーのないこの一言にカッとなったルキアは、一護を睨み噛み付くように声を荒げた。

「な、なにがやりすぎだ!このたわけめっ!大体貴様は盛りすぎなのだ!少しは労わりというものを覚えるがよい!」

「なにが労わりだ。やってる最中、もっともっとって欲しがってたのは誰なんだよ。」

「!!き・・・貴様という奴は・・・・!」

「いでっ!・・・てめっ・・・・!やりやがったな・・・!!」

一番気にしている部分を口に出された恥ずかしさと怒りにまかせ、ルキアは間髪いれず腕を振り上げ力一杯一護を殴りつける。
それは避ける間もなく一護の頭の真ん中を的確にとらえ、ゴスッと鈍い音がした。
これに一護は目の端に涙を滲ませ、反撃すべく瞬時にルキアの片手を掴み引っ張れば、湯の中ルキアの体は容易く一護の前へと引き寄せられた。

「なっ!?おいこら!貴様!なんだこの手は!?早く離せっ!」

「俺は昔から、やられたらやりかえせの精神なんだよ。」

ルキアの小さな体を包み込むようにして、一護は後ろから手を伸ばしルキアの胸を掬うように揉みしだき始める。
先程までの激しい情交にいつも以上に敏感な体はすぐに反応を示してしまい、
湯のせいだけではない熱に白い肌を赤く火照らせ、たちまち瞳を潤ませ喘ぐように息を弾ませた。

「ば・・莫迦者!だったら・・・あっ!こ、こんな事ではなく・・・やぁっ・・・!も、もっとちゃんと・・・あんっ・・・・・」

「ちゃんと?ちゃんとってなんだ?もっとちゃんと、触れってことか?」

「たわけ・・・っ!ちゃんと・・・うんっ・・・殴って・・仕返しを・・・・・はぁっ・・あっ!あぁんっ!!」

「殴るより、こっちの方が、お前には有効だろ?」

片手で胸を揉みながら片手は秘所をなぞりだせば、そこから湯よりもぬるぬるとした蜜が吐き出され、
これに笑みを深くした一護がルキアの耳を舐めながら、おかしそうに囁いた。
体を撫で回す一護の愛撫に何度でも翻弄されながら、ルキアは体の中から蜜が濡れ溢れるのを感じ、自分を弄る一護の手を弱く掴み止めようとした。

「あんっ!あんっ!あふぁっ・・・!だめっ!一護ぉ・・・これ以上は、本当に・・・・・だめぇっ!」

「だめだって?体は、もっとって言ってんぞ・・・・・?」

ルキアの制止もどこ吹く風と、秘所をなぞる一護の指はルキアの中へと沈み込む。
そのまま指が動き出せば、その振動に二人の周りの湯がちゃぷちゃぷと弾けて踊る。
これに感じてしまっい、既に体の芯を蕩かせながらもルキアはゆるく顔を振る。

「あぁっ!やっ・・・・これでは・・の・・のぼせて・・・しまう・・・・・!」

「・・・じゃあ続きは、また上がってからに・・・するか?」

「んっ・・・!た・・たわ・・け・・・・・あっ・・あんっ・・・・・・!」

目の前に晒されたルキアのうなじを一護が舐め上げれば、その感触にルキアはぞくりと身を縮ませた。
一護の若さに猛る性は果てがなく、またこれを受け入れるルキアの欲情も高まっていくばかり。



いつまでもじゃれあう二人の周りで波音はどんどん大きく鳴り響き、同時にルキアの喘ぎも高くなり、閑静な温泉宿の夜を静かにかき乱すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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※イチルキ温泉エッチの後編です。エロ増し増しを心がけたつもりですが、出来は如何でしたでしょう。
私の嗜好のせいで普段はイヤイヤルキアが多いので、今回は努めてラブラブを心がけてみたのです。
案外ルキアが一護を好き〜言わせることもないので、良い機会だとやりたかった事を詰め込ませて頂きました!
これもダリちんさんのお陰様です!長らくお待たせしてしまいましたが、楽しんで頂けたでしょうか?
気に入ってくださりましたら、今後ともご贔屓にお願いします(笑)♪ リクエストくださり、本当にありがとうございましたー☆
2009.11.17

material by Sweety

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