朝からさやさやと霧雨がそぼ降る静かな休日。
外は薄ら寒くとも暖かなギンの部屋で遅い昼食をとった後、二人は並んでソファに座り借りてきた映画を観ていた。
今日借りてきたのはちょっと話題になった家族愛をテーマにした動物もの。
これは当然ルキアのチョイスであり、ギンは最初から興味なく、それでも律儀にルキアに寄り添い画面を眺めていた。

しかし最初の三十分こそ大人しくしていたものの、見ているうちにやはり退屈になったギンは大きな欠伸をひとつすると、
おもむろにルキアの小さな膝に頭を乗せ、ソファから長い脚をはみ出させながら寝そべった。






Sweet Room   ~ scene4 living ~





「・・・なにをしている。」


勝手に膝の上に居座ったギンへは一瞥もくれず、既に瞳を潤ませ映画に集中していたルキアの冷ややかな声にもめげず、
ギンはにっこりと笑いルキアの細い腰に両手をしっかりと回す。


「今週は仕事がハードでなぁ。すまんが僕、少し眠くなってしもうた。
ルキアちゃんは映画観とってええから、僕はここで休ませてな。」

「・・・・・」


そんなに疲れていたならば、なぜ昨晩も朝方まであんなにも元気であったのか。
ここからどけと抗議しても言うだけ無駄と経験上わかりきっているルキアは、
ギンの事はいないも同然の扱いをすると決め口を噤むと再び映画に意識を戻す。

ギンは少しの間ルキアの膝の上で大人しく転がっているだけだったが、またややもすると退屈になり、
抑えきれぬ悪戯心にギンの手は己の頭の下のルキアのスカートを押し上げ太ももをするりと撫で擦る。

瞬間、びくっ!とルキアの身体が大袈裟に跳ね上がった。


「なにをするか貴様っ!その手はなんだっ!!」

「ええから。ええから。僕のことは気にせんといてええよ。」


ニコニコと笑うギンをルキアはギッときつく睨みつけるが、こうして相手をするとすぐ図にのるギンを敬遠し、
ここは何事もなかったように振舞おうとルキアは無視を決めこんだ。
だがそんなことでギンの悪戯が止まるはずもなく、直接太ももの上に乗せていた手を、
ルキアの足の間へ内に挟み込ませるようにスルリと潜らせた。


びくんっ!

「ひいぃっ!?ななななにをするかぁ!?」

バッチーーーン!!!

「ったぁい!!」

どすっ!


ギンの手が下着に触れた途端ルキアは叫び、反射的に膝上にあるギンの頭を思い切り叩き落とす。
その衝撃にギンは受身もとれず、まともに床に落とされた。
そして叩かれた頭部を擦りながら、ギンは体を起こすと不服げに口を尖らせる。


「たたたっ・・・ルキアちゃんのいけずぅ。そない思い切り叩かれたら痛いやーん。」

「うるさいたわけ!!叩かれるような真似をした貴様が悪いのであろう!!!」


喚くギンを相手にもせずルキアは腕も足も組み、ソファへふんぞり返り座り直しギンが頭を乗せれないようにしてしまった。
乗り心地は悪くても無理矢理膝の上に頭を乗せることは可能だが、これではすぐに振り落とされてしまうであろう。

ならばとギンは戦法を変えることにし、ルキアの横へと座りなおす。
だがルキアは映画に見入り、隣に密着し座っているギンを完全に無視している。
そんなルキアの頑なな様子にギンは口の端をにいっと持ち上げ、傲慢にもみえる笑みを楽しげに浮かべた。

戦闘開始の合図にギンは手始めにルキアの耳元へと顔を寄せ、
長い指先で艶やかなルキアの黒髪を少しだけかきあげると、
甘い溜息のようにふーっと軽く息を吹きかける。

・・・ぴく

若干頬を赤らめ吹きかかる息を避けるようにルキアは肩をすくませ反応するが、
口も手も足も固く組み目は画面から離さず精一杯の無反応で頑張っている。
それも構わずギンは熱い息を吹きかけながらルキアの髪に口付け、
そのまま耳から首筋へと流れるように唇を滑らせた。
そして次に首筋からルキアの華奢な肩甲骨を長い舌で美味そうにべろりと舐めあげる。


「・・・っ!ギン!!」

「ん。僕ことは気にせんでええから、ルキアちゃんは映画、観とき。」

「・・・くっ!」


肌を舐められる感触にかすかに肌が粟立ったルキアは、咎めるようにギンの名を呼ぶが当人は平気なものだ。
朝まで寝かせてもらえず昼過ぎまで寝ていたのだから、ベットを抜け出しまだ3時間とたっていないとゆうのにもうこの有様。
いつもながらふてぶてしい態度のギンにルキアは苛ただしげに唇を噛み、
それでも顔は目の前の画面から目を離さないようにする。
どうやらルキアはここで折れたら負けだと思っているらしいが、
その意地の張り方がギンを喜ばせていることにまだ気がついてない。

すっかり楽しくなっているギンの手は、無視するルキアをもっと反応させようと縦横無尽に体中を動き回る。
シャツのボタンを組まれた腕の上まで外すと、テレビを見ているルキアの視界を邪魔せぬように頭を垂れ、
広く露わになった胸元の華奢な鎖骨の線に沿い丁寧に舌を滑らせた。


「ふっ・・・!うぅっ・・・んぅっ・・・・・!」


舐め回され無視出来ぬ快楽の刺激に、ルキアは噛み締めた唇の合間から堪え切れず甘い溜息をこぼせば、耳ざといギンは得意げに顔をあげる。


「なんやルキアちゃん?ええ声出して、感じてるんとちゃうの?」

「ふっ、ふざけるな!この程度のことで誰が感じているだとっ!?」

「ふう~ん。そーかー。ルキアちゃんも結構やりこんできたことやし、
これくらいじゃもう感じんようになってきたんかなー」

「だだだ誰がやりこんでいるのかっ!?人聞きの悪い事を言うでないっっっ!!」

「ルキアちゃんもだいぶ我慢強ぅなってしもたね。なんやつまらんなー」


意地悪くもわざとらしくギンが揶揄すれば、羞恥で真っ赤になったルキアはますます意固地になっていく。
そんなルキアがギンには可愛い過ぎ愛しい過ぎて堪らない。
しかしそれ以上の侵入を拒むように胸元で組まれた腕はルキアの意地のように意外に強固で、
さすがにこのままの状態では突破は出来ぬと察したギンは、ふいっと興味を失ったようにルキアから離れ身体を起こした。

ギンが離れたことに内心安堵し、尖らせていた警戒をふっと緩めてしまうルキアの安易さに、
ギンはくっくと喉を鳴らして忍び笑いを溢すと、すかさず腕を伸ばしルキアの小さな身体をひょいっと持ち上げ、
ルキアの為に開けていた長い脚の間にルキアをすっぽりと包み納めてしまう。


「な・・・っ!」


猫のように持ち上げられたことで強く組んでいた腕も足も解いてしまい、
何をされるかわからぬ上に完全に逃げ場のない場所へと連れ込まれてしまった不安に、
ルキアは狼狽ししっかりと自分を抱く男を慌てたように振り仰ぐ。
そんな怯えた子猫のような瞳のルキアと目が合うと、ギンの方は楽しげににっこりと笑うとすっとテレビを指差した。


「ルキアちゃんは僕とこ気にせんで、映画観とってええんよ?」

「!」


身体を弄る悪戯な指先だけでなくギンの上に乗せられお尻に当たる大きく固い杭にも意識を乱され、
とっくに映画の内容などルキアの頭に入ってはこなかったが、だからといってこのまま流され屈することも悔しく、
ルキアは最後の抵抗とばかりに自分自身を抱き締めるように両腕をきつく巻きつけ大人しく前に向き直る。

今まで一度として抗いに成功した試しもないのに未だ往生際の悪いルキアが愛らしく、
片手は服の上から脇腹から内太ももへといやらしく撫でながら移動させていく。
そしてもう片方の手はルキアの小さな顎を撫で優しく唇をなぞれば、
くすぐられ背筋がぞわぞわくる官能的な刺激に強く噛み締めていた歯の根がうまく噛み合わず、
酸素を求め小さく開かれた小さな隙間にするりと人差し指の先端を口中に滑り込ませると、
ルキアの柔らかな舌を押し撫でながらギンはその指を緩やかに前後へと律動させる。


「んっ!・・・むぅっ・・・ふっ・・・くぅ!!」


大胆でありながら滑らかで繊細なギンの指の動きの卑猥さに、ルキアの脳裏にあの行為が思い出され、
知らず下肢の奥に悦楽の熱がどうしようもなく疼くのを感じ、
止めようにも止められぬ甘い呻きを眉根をひそめ恥ずかしげに漏らしてしまう。


「うくぅっ・・・!ふうぅっ・・・んぷ・・・っ!!」


放っておくとしつこく愛撫を繰り返すギンの手を阻もうと、ルキアは組んでいた腕の戒めを解き両手でギンの手を掴んだ。
当然それを待っていたギンは、捲り上げたスカートの内ももを撫でていた手を半端に脱がされたブラウス内へと侵入させ、
すくい上げるように素早く胸元へと滑り込ませると、そのまま下からブラを押し上げ愛撫に固く尖った性感帯である先端を摘まみクリクリとしごく。


びくんっ


「ひいぃぅっ!?」


乳首への直接的な攻撃に一際強くルキアの身体が跳ね、その反応にギンはぬめぬめと生温かく心地良いルキアの口からゆっくりと指を引き抜くと、ルキアの唾液に糸引き濡れた指先で胸を掴み先端を擦りあげた。


「んふっ!!・・・やぁっ・・・!
・・・ギ、ギン・・・だ・・・だめぇ・・・だめ!・・・あぅぅんっ・・・!」


ただでさえ弱すぎる両胸の先端を嬲られれば、解放されたルキアの口は沈黙に耐えることも叶わず、本能に従い思う存分に甘い喘ぎを大声で張り上げ、最早阻止は無駄と悟ったギンの手を掴むのを止めた腕を無意識に持ち上げ、後ろから自分の首元に顔を埋めるギンの頭部を抱くように回し、両手でギンの髪を掴み身を捩る。


「ふわっ・・・くぅんっ・・・!ひっ!・・・うあ・・・んーーーっ・・・!!」

「いたたたっ・・・ルキアちゃん。そない引っ張ったらそこハゲてまうやんか。堪忍してやぁ。」


乳首を刺激され大きく湧き上がる快楽に、盛大に悶えるルキアに悪気なくとも、
ギンの髪を鷲掴んだまま腕を縮めようとぐいぐいと引っ張られる事になった。


「あっ!はぁっ!だめっ!やぁ・・だ・・・・・っ!!」


キメ細かい滑らかな肌に口付け大好きなルキアの香りに酔いしれていたギンであったが、これにはすぐ顔を上げて抗議する。
しかし胸に与えられる強烈な快楽に翻弄されているルキアの耳にギンの声は届かず、
それでも胸から手を離さぬギンに逆に抗議するかのようにますます手の力を強めていく。
思わぬルキアからの反撃にひどく名残惜しげにギンはやっと胸から手を放し、
それにより強制的な快楽からの解放と同時にルキアの腕だけでなく愛撫に固く突っ張らせていた全身からも一気に力が抜け落ちた。
ルキアは後ろにいるギンの方へと倒れこむように全身を委ね、目を泳がせながら荒く息づき軽く放心していた。


「はっ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・」

「ルキアちゃんはほんまに胸が弱いんやねぇ。
おっぱい少し触っただけで、こないになってしまうもんなぁ。」


ルキアに力一杯引っ張られ乱れた髪を撫でつけ、無防備に全てを任せ寄りかかってくるルキアを優しく受け止めた。
腕の中に収まりきる程に小さなルキアは、既に絶頂後となんら変わらぬ状態で虚ろに息を切らせている。
休日前夜ということで昨晩も朝方まで貪るように楽しみ先程起きたばかりだし、またつき合わせるのも若干可哀想に思いながら、それでもルキアを求めてしまうギンの欲望も既に一人では収めようがない程高まりきっていた。


「なぁルキアちゃん。こっち向いてな・・・?」

「・・・・・・・ふぇ?」


柔らかなギンの囁きに応じぼんやりとルキアが後方を見上げれば、その頬にギンが手を添えそっと口付けた。
初めは軽く合わせるだけのキスはすぐにも熱を帯び、互いの舌を絡め合わせる情熱的なものへと変わる。


「はふっ・・・あっ、ふぁ・・あぁ・・・んっ・・・・・」

ちゅぷっ・・・ちゅく・・ぬちっ・・・ぴちゃ・・・

「んっ・・・ルキアちゃん・・・・愛しとるよ・・・・・」


舌を擦り合わせ高まる興奮に唾液が泡立つ卑猥な水音を聞きながら、今度は髪を掴まれぬようルキアの両腕をロックするように己の腕の内に拘束するように抱き、ギンの両手はだらしなく投げ出された脚の間にあるルキアの秘部に伸ばされ、滲む愛液ですでにぐっしょりと濡れそぼっているルキアの下着の上から襞をなぞるように指先を滑らせる。


「ひゃうぅっ!?や・・やめろギン!
そこを、触るのは・・・やっ!・・・・あっ!あぁ!・・・だ・・だめぇ・・・・・」

「またえらい濡れまくっとるなぁ。
まぁ、それもしゃーないか。ほんの数時間前まであんな愛し合っとんたんやもんな。
・・・・・なぁ、ルキアちゃん。もう挿れて欲しいん?」

「な、何を言って・・・・・・・っ!!」


喘ぎ真っ赤な顔で怒鳴りつけたルキアは言葉とは裏腹に、ギンの細く骨ばった指先が下着の上から蜜壷を押せば、
そこからぬちぬちっと粘つく蜜が大量に溢れているのが容易にわかる。
僅かに理性の戻ったルキアはぴくぴくと震える身体で恥ずかしさに強く唇を噛み、ぐいぐいとお尻に押し付けられる肉棒の感触と痺れる快楽に甘い声を漏らさぬように必死になって耐えていた。
しかしギンの指は濡れた下着をずらし容易く蜜壷の中へと挿り込む。


くぷぷぷちゅっ・・・

「はうんっ!?」


骨ばった指が小さな蜜壷内に挿し込まれると、溢れた蜜が待ちかねていたように喉を鳴らし滑らせ内部へと誘い込む。
拘束されるように抱かれ、動きを制限されながらギンの手に必死でしがみつき掴み、中をかき回され渦巻く官能にルキアはいやいやと顔を振った。


「やぁっ!あ!ゆ、指を・・・い、挿れるな、莫迦もの・・・!!」

「あったかいなぁルキアちゃんのここ。
ほんま指だけでもこないキツいのに、よう僕のが挿るもんやねぇ・・・」

「ば・・・莫迦もの・・・!ひっ!やっ!あぁ・・・あんっ・・・・・!!」


ギンの指が動く度、ルキアは声だけなく全身で快楽に反応を示し啼き悶えた。
決して人前に晒されることのないルキアが己の手で淫靡に乱れゆく様に、
優越と愉悦に高揚したギンの口元はより高く持ち上がる。


「あぁ・・・僕もうたまらんなぁ。
ルキアちゃんのここ、指やのぅて別のもん挿れたいなぁ。」

「あ・・・こ、こんな所で・・そんな・・・こと・・・・・」


内心待ち望んでいながらも容易にそれを認められぬルキアは、頬染め微かに俯くことで賛同の意を示す。
やっとルキアからお許しを頂いたギンは腕の拘束を解き、悠然と自らのベルトを外し膨張しきった熱い肉棒を取り出した。


「そしたらこんなぬれぬれパンツは早よぅ脱いだほうがええよね~」

「ふひゃぁっ!?」


まるで幼子にお小水をさせるかのようにギンは後ろからルキアの足を抱え上げ、
溢れる愛液にぐっしょりと濡れそぼった下着を慣れた手つきでするりと抜き取り投げ出せば、
過分に水を含んだ下着はびちゃっと音をたて床へと落ちる。

揃え閉じたギンの膝の上に剥き出しの下半身で跨る羞恥に、ルキアがぶるぶると震え耐えている光景にさえ欲情を深め、
ギンの膝頭に両手で摑まりバランスを必死で保つルキアの捲り上げたスカートから誘うように突き出され小ぶりの美尻をいやらしく撫でまわす。


「そしたらルキアちゃん。折角やしルキアちゃんが自分から挿れてくれん?」

「え!そ、そんな・・・・・・」

「急がんとルキアちゃんのお汁が垂れ流れてしまいそうやん。ほらほらぁ。早ようしてや。」

「・・・・・・・・・・・・・・・ん。」


待ちきれないのはルキアも同じ。
ギンに急かされ文字通りぺちぺちと尻を叩かれ、やや怖気づいていたもののルキアはおずおずと後ろへと手を伸ばし、
硬くて熱い肉棒をそっと掴み支えると、自ら狙いを定めそこに向いゆっくりと腰を下ろし沈めていく。


くちゅ、ちゅくっちゅっ・・・にちゅ、ちゅぐぐ・・ずずずずずっ・・・!

「んんんっ・・・!うぅっ・・・ふぅっ・・・はっ、はぁ・・・・・っ」

「・・・っ!うっ・・・あぁ・・・はぁ・・・・ええよルキアちゃん。
自分で挿れるんも、随分うまぁなったなぁ・・・」


十分に濡れ広がっているとはいえ、ルキアの小さな蜜壷に大きなギンの肉棒を全て収めるのに苦心し、物欲しげにヒクつく濡れた襞に亀頭を押し付け、ぎちゅぎちゅと滑りも悪く少しずつ内部へと侵入していく感触にさえ感じて堪らず、苦しさと快楽に高まる高揚感にルキアは眉根をしかめ支えのギンの喘ぐように息を吐き出す。


「ふぁ、はっ・・っ・・・・はうううんっ!」

「ちゃぁんと根元まで挿れよったね。えらいなぁルキアちゃん。よう頑張りました。・・・と。」

ずるぅ・・・ぐっ・・ぶんっ!!

「いあぁっ!?」


やっとの思いで熱い肉棒を全部飲み込みきると、ルキアはぞくぞくと背筋が痺れる快楽にぶるっと身震いをした。
だが挿っただけではとても満足できぬギンは、ルキアが完全に腰を下ろしあげた途端に両手で腰をしっかりと掴み、
激しく腰を突き上げルキアの蜜壷を容赦なく打ちこんだ。


ぶちゅ、じゅぶ、ぶじゅっ、ぐじゅーーーーー!

「いあっ!あう、う、ううぅっ・・・・・!ひぃあんっ!あっ!ああああああっ!」

「はっ・・・あぁっ・・・ええよぉルキアちゃん。
可愛いお尻振ってお稚児さんみたいなパイパンで、いっぱい涎垂らして一生懸命美味そうに僕とこ咥えとる所がこっから丸見えや。
ほんまエロ過ぎる光景やねぇ・・・はぁ・・・気持ち良過ぎるわぁ・・・」

「あぁ・・・・は、うぁ・・・・・あっ!あぁん!」


卑猥なロデオのごとくズンズンとくる激しい下からの突き上げに振り落とされてしまわぬよう、
ルキアは手をついていたギンの膝頭を掴み体重を前のめりに移動させる。
ギンが腰を突き上げればヌルつく蜜壷が打たれる水音に併せ、ソファもギッギッと軋り啼く。
内部を抉る律動に高揚感と快楽は高まるばかりで、それは決してルキアだけでなくギンも虜にし果て無き肉欲の連鎖に喜んで身を投じさせてしまうものであった。


ぬちゅ・・ずっ・・ぢゅぷっ・・ずくっ・・・

「あっ!いいっ!すごい・・深く・・・奥まで・・・きて・・るぅ・・・・っ!」

「奥がええの?そしたら少し体位変えようか?
もっと気持ちようなるように、奥の奥までふっかぁくえぐったげるから・・・・・」

「ふぁ・・・あっ・・はぁ・・・ん・・・・・」


体勢を変えようとギンは揃えていた足を大きく開け広げ、反対にルキアの足を揃えさせると二人は先程とは反対に開いたギンの足の間でルキアは床にきちんと閉じた足を下ろしやや無理に腰を浮かすように繋がった。
それだけでなくギンはルキアの両手を取り掴むと後方へ回し、結合部がより深く密着するようにグイっと引っ張っる。
ルキアは腕を後ろでに引っ張られ、普段届くことのない蜜壷の奥の奥にギンの亀頭がぐりぐりと押し付けられる痛いまでの圧迫感の中に生まれる強い快楽に怯えルキアは切なく泣き喚く。


ぱじゅっ!ぱんっ!ぱんっ!ずちっ!ぬぢゅ!ぱちゅ!

「あいっ!ひゃうぅっ!?やぃ!らめぇっ!やらぁっ!強過ぎっ・・・!
あっ!あっ!いやっ・・・いやらっ!あああーーーーーーーっ!!!」

「あぁ・・・はぁ・・・・あっ、あぁ・・・ルキアちゃんとはなんべんしても気持ちええな。
あんまり気持ちええから、僕も声出るんの我慢できんくらいや・・・
はぁ・・・あぁ・・・こん挿れ心地、めっちゃ最っ高やわぁ・・・・・」

「いやっ!いやぁっ!!奥が感じ過ぎて・・・深くて、苦しくて・・・こ、こんなの、だめ・・だ・・・
おかしくなるぅ!だめだっ!かはっ!・・・ゆ、ゆっくりして!お願・・・お願い、だからぁ・・・・・」

「はぁ・・はっ・・・ルキアちゃんと深っあ繋がるのは快感やけど・・・随分、辛そうやね?
そしたら少しゆっくりしよか?」

「はぁっ、う・・・はぁ・・・・・」


床に足を突っぱね不自然に腰を浮かし、両手を後ろに引っ張られ激しくガクガクと身体を揺すられる快楽は強力過ぎ、
自我を破壊されていく恐怖にルキアは喚きギンの言葉に必死になって顔を縦に振り続ける。
ギンとしても愛があるとはいえ、あまり乱暴にルキアを扱うのは趣味ではないので、
結合部は繋がったままルキアを自分の方へと向き直らせ、官能に乱れ脱力しきったルキアと顔を見合わせた。


「あんまり気持ちようて無理させてしもうたね。ごめんなルキアちゃん。」

「はぁ・・・はぁ・・・ぎ・・ん・・・・ギン・・・あぁ!ギン・・・・・!」

「あっ・・・あっ・・・ルキアちゃん・・・気持ちええ・・・・・はぁ、あっ、あぁぁっ・・・・・」


破壊的なまでに強い快楽から解放されギンと見合いしっかりと抱き合うことでルキアは安堵に放心し、
ギンは下二段だけかけとめてあったブラウスのボタンを外し脱がせると、
目の前に露にとなった柔らかく小さな胸や唇を味わうように口付ける。
これに呼応しルキアの嬌声も艶かしさを増し、心地良さにルキア自らも舌を伸ばし甘いに快楽を欲していた。

今や外を濡らす霧雨よりも激しい淫靡な水音が二人の上も下からも結合部からぬちゅぬちゅと響き溢れ、
ほんの数刻前までの穏やかな休日の空気は微塵もなく、まるで動物のごとく互いを舐め合い快楽を与え貪ることにだけ夢中になっている。


「ぎ・・・ギン・・・・た・・頼む・・・私は・・こ、こんな・・もう、無理ぃ・・・・・」

「あぁ・・・そないエロい顔して泣かんといて?
ルキアちゃんの泣き顔エロ可愛いらしゅうて、もっと泣かせたなってしまうよ。
そんなんルキアちゃんも困るやろ?」

「ふぁ・・・あん・・あぁ・・ふうぅ・・・・ん・・・・・!」


長い時間快楽を与えられ続け、完全には極めずともずっと内部は痙攣し小刻みにイッている状態のルキアは音をあげた。
ルキアの不安定に崩れ落ちてしまいそうな身体を、ギンは宝物ごとく扱いソファの上へと丁寧に横たえる。
足を開け広げさせると蜜溢れ痙攣し続ける膣内部へと固く熱い肉棒を突き挿し、暴れ滾る凶悪な欲情を満足させるべく、残りの力を出し切るように一気に腰の動きを加速させる。


ぐぷぷっ・・・ずっ!ずちゅ!ぐちゅ!くぷっ!ずぷぷぷっ・・・!

「あ!あ!あ!あ!イク!もうイク!イクからぁ!
もうイッちゃうからぁ!あん!あん!やあああっ!!!」

「ええよ。イッてええから・・・はぁ・・・僕もイキそうやぁ・・・あ・・あぁ・・・」

「うあっ・・あっ・・・あくぅっ!・・・・・・うん!んくぅんんっー・・・!!!」


ルキアの中でなにかが弾け飛び、その衝撃に収縮する膣でギンを締め付けながら、
ビクビクと震えたルキアは潮吹き恍惚とした表情で叫び派手にイキ果てた。

しかし完璧な絶頂に満足しきったルキアとは逆に、これから昇りつめようとするギンの動きは熾烈になっていき、
絶頂に放心していたルキアを呼び起こすように悦楽に喘ぎながら蜜壷を叩き続ける。


「あぁ・・・ルキアちゃん・・・ルキアちゃん・・・僕もええよね?
イッてもええよね・・・ルキアちゃん中、僕んでいっぱいにしてあげるからな・・・・・」

「ふ、ふあぁっ・・・・・あくっ!ひゃらぁ・・・らめっ・・・そんなに動いたら・・・
また、すぐに・・・・・あっ・・・あっ・・・あぁんっ!やあぁっ!!」

「あ、あぁ・・・はっ・・・ルキアちゃん・・・ルキアちゃ・・・・・・・・っ!」


ぬぐっ!ずぷっ!ぬちゅっ!ずにゅ!ずん!ずん!ずん・・・・・・どくっ!


「あいっ!?・・あ、熱いの・・・いっぱ・・い・・・!くひっ・・・ふ・・んんんっ!」


自分の中にどくどくと注ぎこまれるギンの熱情に満たされ、眩暈に近い感覚に襲われたルキアは簡単に高みに持ち上げられる。
もう何度も味わっているのに薄れる事のない絶頂感に、ただ息を荒げ横たわるルキアを抱き締め自身も大きく息を切らせ掠れた声でギンが囁く。


「しもた・・・あかん。夢中になり過ぎとった。ごめんなルキアちゃん・・・・・」

「はっ・・・はぁっ・・はっ・・・ごめん・・とは・・・なん、だ・・・?」

「映画、終わってしもうたね。」

「映画・・だ、と・・・・・?」


ギンの言葉にテレビを見れば、観ていたはずの映画はとっくに終わりDVDメニュー画面が映し出されている。
その画面をぼんやりと眺めるうちに、溜まった熱が散り冷めていくのと同じく、
混濁していたルキアの思考も徐々に正気に返っていく。


そうだった。
先程まで静かな雨の休日、ただ映画を観て過ごしていたはずだったのに、今はなぜ、こんなことになっている。

こいつといると、いつもそうだ。
いつもいつもいつもいつも・・・・・
何をしていても、
どうしても、
いつも、
必ず、
絶対に、
いつの間にかこういうことになっている。

いくら付き合っているとはいえ、いくら長年自分の殻に閉じ篭っていた重度の恋愛初心者とはいえ、
この関係性は実はかなりおかしいことではないだろうか?


あまりにも背徳的な関係の自覚にルキアはひどい虚脱感を覚え、
行為後に陥りやすい繰り返される怠惰な日常への罪悪感と自己嫌悪に頭を抱える。
だがそんなルキアの心中を知ってか知らずか、ギンの方は罪悪感など微塵も感じてはおらず、
ルキアとこうしていられることを心から喜びはしゃぐ子供のような笑顔で満面に微笑んだ。


「ルキアちゃんが頑張らんから観きれんかったんやね。
しゃーないなぁ。僕付き合うてあげるし、もういっぺん一緒に観よか?」

「・・・・・今後お前と、映画を一緒には観ん。」

「えー?なんでぇそんな意地悪言うん?」

「うるさい!貴様、最初から全く映画など観る気などないではないかっ!?」

「なんやバレとるの?
そやかて僕、黙って映画観とるより、ルキアちゃん喘がせとった方が全然面白いんやもん。」

「開き直るなおおたわけっ!!」

「でも、そうやね。ルキアちゃんがもう映画観んでええなら、今度は僕の方に付き合うてもらおうか?」

「きさっ・・・!何を言っておる!今付き合ってやったばかりでは・・・!」

「今んはルキアちゃんに付き合うた分やし、今度が僕に付き合うてもらう分やから~♪」

「何を言うか!昨夜から何度同じ事を繰り返せば気が済む!いい加減少しは建設的なっ・・・んむぅっ!?」


情交と同じくらいお馴染みのやりとりに怒鳴ろうとするルキアの口を己の口で塞ぎ、その身体を再びソファの上へと押し倒す。

だが言葉ではいくら否定していても、ルキアの心は諦めにも似た悟りの境地へと達しており、
飽くこともなく自分を求め伸ばされる手の熱さに身も心も溶かされながら、
幾度繰り返しても止むことのない執拗なギンからの進撃に、かつては確かに強固であったはずのルキアの防壁は、
いとも簡単にがらがらとモロく崩れていく音が聞こえてきそうであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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※超ひっさしぶりのリハビリギンルキ裏ものは、書いててとても楽しかった反面、幾つもの問題が示され書きながらかなり悩んでいました。
例をあげれば、変わりばえせぬ表現力に二人の会話のやり取り。絶対この科白、他の作品でも書いた覚えあるな・・・とか。
裏はすること同じだからワンパターンだよ!と声を大に公言はしているものの、あまりにも変化のなさっぷりに凹んでなかなか筆が進まず・・・・・
全部は無理でも毎回少しくらい新しいと思ってもらえるような文章表現をしたい。そんな志を持って取り組んではおるのです。一応ですけど。
ちなみにこのシリーズ、色々な部屋でのエッチがテーマの為、部屋を回りきったということで今回で一応ラストとします。
ただ寝室エッチは普通だけど、4じゃ数が半端なので番外編と称し5寝室篇も書きたいなーとも目論んでみる。
そうそう。言い忘れていましたが、以前ギンルキ仲間にギンを喘がせて!とリク頂きましたので、今回ギンには大いに喘いで頂きました。
男の喘ぎなんて聞きたくないだろうの思いに、今までやらせたことなかったんですが・・・恐るべしギンファン!(きっと一護はだめだろう^^;)
既に面白いかどうかもわからず悩みながら凹みながらもきっと今後も書き続けますので、またお付き合い下されば幸いです。
2011.6.13

material by Sweety

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