修学旅行、自由行動の日。
無茶は承知でルキアと同級生のギンはもちろん同じ班。
藍染先生と一緒に回る雛森に健気についていくイヅル。
残った恋次は当然ルキアと一緒に行く気満々・・・だが、ギンに簡単に撒かれ一人京都を彷徨うハメに。
一方まんまとルキアを連れ出すのに成功したギン。早速、次の計画に取り掛かる。

R-15感覚でどうぞ☆

 

 

「・・・ごめんなぁルキアちゃん。僕、少し気分悪いわぁ。」

「なに?どうかしたのか?」

「食欲なくてな、朝も喰うとらんよ。・・・どこかで休んでもええやろうか?」

「それは良いが。しかし困ったな。休もうにも、どこにも店が・・・」

「あぁ・・・あそこで少し横になっていきたいなぁ。」

「・・・・・・あそこ?」

「あかん。目ぇ回ってきよった。早よ行こう?」

「あ、あぁ。わかった・・・・・・」

「・・・・?変わった作りのホテルだな。」

「そんなんええから、早よ部屋に連れていってな?」

「す、すまん。大丈夫か?市丸。しっかりつかまれ。」

「迷惑かけてしもうて、えらいすまんなぁ。ルキアちゃん・・・」

「201・・・201・・・。ここ・・か?」

(がちゃり)

「・・・・・・・なんだか、妙な部屋だな。」

「はい。ご苦労さーん♪」

「!?なっ・・・・市丸・・・貴様!」

「ルキアちゃん、君えらい騙されやすいなぁ。こんなんやったら心配で、他の男と一緒になんてしておけんよ。」

「・・・・・・・・!だ、騙したのか!!」

「せやからそう言うてるやろ?」

「な・・・!何故こんなことをする!!」

「何故て?・・・ルキアちゃん。ここ、変なホテルや思うたやろ?」

「あ?あ・・あぁ。そう・・・だな。」

「ここな、ラブホテルなんよ。」

「らぶほてる?」

「なんや。ラブホテルも知らんの?流石お嬢様やね。おもろいなぁ。」

「なんだ一体。もったいぶらずに説明しろ!」

「つまりなぁ、ラブホテルいうんわ、エッチする為のホテルなんよ?」

「エッ・・・・!!!」

「せやから、なんや変な感じするんやろ?ここはエッチする為のお部屋なんやから。」

「やっ・・・!市丸・・・やめっ・・・・やめろ・・・・・!」

「折角ここまで連れ込んだんに、ただで返すわけないやん。そない失礼な事、女の子相手にできんよ。」

「やだっ・・・!私に・・・ち、近づくな・・・」

「可愛いなぁ、ルキアちゃん。怯えた顔も最高やねぇ。」

「いやっ!・・・・あ・・あぁっ・・・・・・!!」

「ええなぁ。その顔も・・・めっちゃそそる。」

「いちま・・・・やっ!やぁだっ・・・!!」

「優しゅうするから、あんま暴れたらあかんよ?」

「・・・・・!んっ!んんっ・・・・!!んーーーーーーーっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・あ!ルキア!!!!」

「なんやの?ええからそこ、どいてくれん?」

「・・・・・・・・」

「ルキア・・・・!な、なんで市丸なんかに、大人しく抱っこされてるんだよ・・・!!」

「・・・・・・・・」

「ルキアちゃんは疲れとるんよ?そない騒がんでくれるか?」

「ルキア・・・・!お前・・・・・・・!!」

「・・・・・・・・」

「ルキアちゃんと一緒が嬉しゅうて、僕が随分引っ張りまわしてしもうてな?・・・腰が抜けてしもうたんや。(ニヤリ)」

「・・・・・・・・・!!!!・・・・う・・・・うおおぉっ〜〜〜〜〜!!!」

「なんや?泣きながら奇声あげて、どこぞに行ってしもうた。ええのかな?この後点呼やのに。」

「・・・・・・・もう良い市丸。降ろしてくれ。」

「もう大丈夫なん?まさか立てへんようになるなんて、僕かて思わんかったよ〜。少しヤリ過ぎてしもうたみたいやし。」

「・・・・・もう良い!お前は、早く向こうへ行け!!」

「えぇ〜?ずいぶん冷たいんやね?さっきまで、あんなん愛し合うて・・・・・」

「煩い!もうそれ以上話すな!お前が行かないのであれば、私が行く!!!」

「・・・あ!お帰りなさい!朽木さん!」

「!!・・・あ、あぁ。雛森殿。・・・た、ただいま・・・」

「ねぇねぇ!市丸さんと一緒に回ったんだよね?どこに行った?私達は藍染先生とね、お豆腐食べたの!おいしかったんだ〜」

「そ、そうか。それは・・・良かった。」

「どうかした?朽木さんは、どこ行ってきたの?」

「・・・それが・・・その・・・」

「あれ?朽木さん。首、虫にでも刺された?赤くなってるよ?」

「〜〜〜〜〜〜〜!!!そ、そうか!だから痒かったのか!すまない雛森殿!すぐに薬を塗ってくる!!」

「そ、そう?お大事にね・・・?」

「市丸〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!貴様、何をしてくれる!!!」

「旅の思い出スタンプ。みたいなもんやんか〜〜〜」

 

 

 

 

 

Side top

※何時ぞやの茶会で、話していた女王様との小ネタ。修学旅行ギンルキ。
話の発端は、確か修学旅行で初体験☆みたいな話は多いけど、実際そんなん忙しくて無理だろう的な発言により、
だったらギンは実家が京都で観光する事もなく、ルキアをなんとかして連れ込むんじゃないの!?と妄想しました。
ポイントは、連れ込まれるルキア。その後、二人を見て何かを察し、泣き去る恋次w
・・・こんな内容でTOPに置いたり、一周年記念にするのはどうか・・・と思いながらも、他に良いものもないから・・・まぁいいか感覚。
こんな出来のものですが、宜しければ謹んで女王様に捧げさせてください。(返品可)
2009.7.8

inserted by FC2 system