『空蝉の夏』は私にしてはかなりシリアスなので、作品の雰囲気を損なわないよういいわけ、作品説明をここに集めました。
  管理人はど素人の為、作品から意図を読み取って欲しいなんて無理だと思うので、存分に説明させて頂きます!


第一話 『再会』 一護とルキアの再会

初の一護目線の語り。なぜこんな事になったのか私自身よく分かりません。
しかもなぜこんなドシリアスを書く気になったのかもわかりません。(何故思いついたのか謎)

原作でのイチルキ再会、映画、アニメの新EDなど世間はイチルキパラダイスなこの時期に・・・!
だからこそ、書く気になったのかもしれません。
ならば私の中の天邪鬼根性は本物!(全然嬉しくない・・・)

今回のテーマは『恋愛って決して綺麗なだけじゃない』です。
色々な人の様々な想い。それは時にドロドロしていて自分も他人も傷つける。
そんな、現実的で私なりにリアルな恋愛模様を書き出したくなったのです。
表現力も人の深い心の中などよくわかっていない私にどこまで描けるか自信はないのですが、
最後までお付き合い頂けたらとてもとても嬉しいです。

・・・最後に、私自身こーゆー話苦手なんです。甘々、ほのぼの、そしてエロ好きなのに!(叫び)
本当になんで思いついたのかなぁ(泣)自分で自分が嫌・・・
2008.7.19



第二話 『諸刃』 ルキアが一護を傷つけ、自らも傷つく

まずはルキアが黒く染まっております。
言葉に出して想いを伝えていなくとも、一護と通じあっていたと信じていたルキア。
なので一護と織姫の二人の姿を見てあきらめようと、自分も一護も傷つけます。
それはひどく見苦しい行為ではあるが、ルキアの中の嫉妬・羨望・嫉みの部分であり、
自分自身全く制御不能な神経回路。
そしてそれは誰も持っている部分。・・・なのではないかと、私は思っています。

ルキアは根が強がりなので泣き言が言えない分、無理に虚勢をはり自分も傷つく不器用なやり方しか出来ません。(きっと)
ひどい態度で周囲を遠ざけ、辛いもの一切を自分ひとりで溜め込んで苦しんでいく。
他の方法を知らぬ彼女はいつまでたっても、たったひとりで苦しみ続けていくのです。
なのでこの回彼女が一護を責めても、その倍の辛さを感じているのが結局ルキアなんです。
その辺を少しでも感じ汲み取って頂けたら嬉しいです。
2008.7.20



第三話 『郷愁』 昔を懐かしく想うルキアの気持ち

この回は、本当は織姫の黒い部分をもっと吐き出す予定だったんですが、
いくら嫉妬していても久々に会ったルキアに負の感情を叩きつけるような真似はしないであろうと、かなり控え気味になりました。

恋する女の子が好きな人と付き合うことになり、その人の部屋に別の女の子が滞在したら嫌だと思うのは当たり前ですよね?私だって嫌だと思う。
でも本当はそれだけじゃない、もっともっと深い一護とルキアの関係に不安があるけど今は言えませんでした。
織姫って本当にいい子だとは思います。でも一護狙いだから私の中で油断できない存在・・・。
この子は早く石田と結婚して『楽しい家族』を作るべきなんです!

2008.7.20


第四話 『失踪』 姿を消したルキア

やっと中間地点です。恋次・花太郎の登場です。
花太郎は当初出す予定はなく、名もない死神Aって感じにしようと思っていたのですが、
書いている内になんとなく花太郎でもいいんじゃん?って感じで登場させてしまいました。
なので、書くまで思いもつかなかった、倒れたルキアを花太郎が介抱する回想があったのは良かったと思っています。
ここで一護にルキアがそれだけ努力して早く会いにきたのか伝えることが出来たのですから。

ただ苦しい言い訳なのが、ルキアの霊圧を花太郎はすぐ感知できちゃうんじゃないの?って点だったのですが、
花太郎のうっかりドジっ子キャラに免じて、ご勘弁下さい・・・!

2008.7.21



第五話 『対決』 ルキアを巡り一護VS恋次

恋次はいい奴。ルキアの為に全力で奔走してくれます。
ルキアの為にも一護を叩き、一護の本心を引き出してくれました。
大体の流れは考えていたものの、書いている内に恋次の本気に触発され、一護の弱い人間の部分が出てきたので私自身驚きました。
一護もただ織姫と付き合うことにしたんじゃないんです。一護も辛かったのをなんとか描けたと自分では思っています。
・・・皆様はいかがでしょうか?ちゃんと伝わっているか心配です。(未熟なんで・・・)
私の中の恋次はこーゆーイメージです。無償の愛を惜しみなくルキアへと捧げている。
ただ、恋次も織姫と一緒で、ルキア狙いだから油断できない・・・!
しかも、織姫を石田は好きだろうけど、恋次にはそんなキャラいないし・・・あ、理吉とか?いやいやいや・・・。
2008.7.22


第六話 『迷走』 石田の出現で混乱する一護

この小説のテーマとゆーか、設定のひとつが『登場人物皆少しだけ嫌な奴』ってゆーの目指してたんですが、
恋次も雨竜もすっげぇいい奴でしかない・・・なんて綺麗・・・!

他の一護は弱虫だし、ルキアは皮肉るし、織姫は黒くする予定だし・・・!そこそこ達成してるのに。
恋次も雨竜も恋の騎士精神が強かったってことですね。素晴らしい。
話の引っ張り方が強引だと自分でも思ったんですが、始めたばかりの新参者ゆえ、何卒ご容赦下さい(土下座)!

2008.7.23


第七話 『決別』 一護への想いを振り切ろうとするルキア

この回は最初の構想ではなかった、ルキアの独白です。
四話にいなくなり、最終回まで登場予定はなかったんですが、意外に皆さん可哀想なルキアがお好きなようですし、
一護は知らなくても、皆様にはこうしていますとお知らせしようかと思い、考えた回です。
薄幸の麗人とゆーのもルキアの必須アイテムのひとつかなと。
ただ内容的には・・・あんまり切なく出来ていない気がします。
ルキアは一護の想いに気付いていて、それでもまだ時期ではないと我慢して尺魂界へ帰りました。
だから、再会した時織姫と付き合ってると聞き、ショックを受けたんです。
そして人間は人間同士。所詮死神ではつりあわない・・・そんな風に、自分を納得させようとしています。
どうでしょう?皆様が少しでもルキアを可哀想に思ってくれたら、この回は大成功です。・・・無理かなぁ。やっぱり。(撃沈)
2008.8.6



第八話 『夏幻(造語:カゲン)』 織姫の一護への想い

織姫を少し悪く?してみました。賛否両論ありますでしょうが、私の足りぬ頭で想像した織姫ですので、どうか広い心でご勘弁いただきたいです!
この回は本っ当に苦労して書きました。大体は書きあげていたものの、仕上げがどうしてもうまくいかず、更新が遅れてしまいました。すみません!

なんてゆうか、私だったらどうだろう?と想像しながら書きました。
自分の好きな人に好きな人がいて、それでも頑張って告白したらなんとOKもらって、
これから頑張るぞー!って勝手に浮かれてたら、その好きな人の好きな人が現れて(ややこし)、自分の好きな人の態度が変わったりしたら・・・

文句のひとつ、ふたつ、みっつぐらい許してよ!って感じで、織姫には文句を言ってもらいました。
それって特別変な行動じゃないですよね?織姫って子を考えて、いい子で、気遣い屋さんだから、
気にしないでって格好つけてみたり、それでもやっぱり辛くて最後の最後になじって逃げ出したり・・・って私的にはありかなって。

何年も片思いして、勇気出して告白して、振られたらその恋が終わる。その様を(無理矢理ですが)蝉に重ね合わせてみました。
束の間の自由や空を味わった後に奪われるなんて、最初からなかった方が良かった!と私は思います。だって嬉しかった分、落ち込む反動ひどいもんです!
次に最後の敵?で雨竜と対決です。
そろそろ終盤戦ですので、もう少しだけお付き合い願います!
2008.7.25


第九話 『関門』 一護VS雨竜・・・そして、織姫

雨竜の説得シーンが恋次と同じパターンになってしまったり、織姫の言葉に力がなかったり・・・反省ばかりが多く出てきます。
言い訳としては、織姫の説得力のない言葉に雨竜が動かされたのは、同じ言葉でも好きな人の言った言葉は特別で、
どんなつまらない一言でも威力を持っている・・・とゆーことでお許し下さい。

次回でやっと最終回です。
またしても説得力のない説得シーンが見せ場になってしまうでしょうが(泣)、
好きな人の言葉には威力がある!と力技で押さえつけますので、どうぞご容赦下さいませ・・・

2008.7.29


第十話 『未来』 一護とルキアの未来

最終話はかなり難産でした。
思いついたエピソードをとりあえず書きまくり、それらを合わせてなんとか一本に仕上げました。
本当はもっと盛り込もうと思っていたシーンもあったんですが、時間切れと何度も読み直し過ぎて、なにが良いか悪いかわからなくなってきました。
正直7〜8割の出来だと自分では思いますが、たぶん完璧には仕上げられないと思うので今はこれが精一杯とゆうことで、ご容赦願いたいと・・・!(土下座)
なので、あまり完成度の高くない出来で申し訳ないのですが、これで空蝉は終了とさせて頂きます。
よろしければ感想など頂けると、とても嬉しいです。
後でなにか思いついたりすれば、少し直したりもしたいと思っています。
可能であれば後日談的な話もかければいいなぁとかも・・・。
なんにせよ、七月から始めた空蝉もこれで終了できました!
楽しみにしているとコメント下さった皆様、本当に本当にありがとうございました!
暖かいコメントがあったからこそ、なんとか最後まで続けることが出来ました。
来月はギンルキ月になりますが、また別の時期に素敵イチルキも創作しますので、今後も宜しくお願いします☆
2008.8.31

 

 

 

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