夏の夜。
日中に一護の部屋のエアコンが壊れ、窓を開けてもはいってくるのは生ぬるい風だけ。
それでもなんとか眠りについた一護は、妙な違和感を感じてふっと目が覚めた。
そして視界の暗さに今がまだ夜であると知り、ぼんやりしながら寝る前の事を思い出す。

熱帯夜で寝苦しいとはいえ、一度寝入ればほぼ起きる事などないはずなのに珍しい。
今日は虚を退治してきて、精神的に疲れているはずなのだ。
そしてまだ暑い空気に辟易しながらも、目が覚めてしまった以上、とにかく今が何時か確認する為、
一護はベットの棚に置いた時計に横になったまま手を伸ばそうとして身じろぎし、突然その動きはぴたりと止まる。

背中が、温かい。

それはただ単に温かい訳ではなく、何かの存在に熱を感じる。
その何かは、背中にあたる感触でハッキリとわかった。
昔は小さい遊子がよくやっていたからだ。
だから、この感触は久しぶりで馴染みでもある。
そして、今こんな事をしでかすのは、もう一人で寝るようになった妹ではないと、
一護はハッキリ確信し、がばっと跳ね起きるとすぐに後ろを振り向いた。



「!!・・・て、てめっ!なんで、ここにいるんだよ!?」






『 真夏の夜の過ごし方 』





布団の中にはルキアが寝ており、一護の叫びに閉じていた目を開け、やや不機嫌そうに顔をしかめた。
しかし一護はそれどころではなく、答えぬルキアに、隣室の妹達を気遣ってもう一度小声で問いただす。

「なにしてんだよお前!いつの間に入ってきた!?」

「・・・・・別に、良いではないか。」

一護の剣幕に、ルキアはむっつりとした様子でやっと口を開く。
その態度は不遜でふてぶてしく、一護は頭に怒りのマークを浮かび上がらせ、更にきつく問い詰めた。

「良いわけなんかねぇだろ!?何してんだって聞いてんだよ!!」

「・・・・・暑かったのだ。」

ルキアはそうとだけ言うと、一護の視線を避けるように顔を逸らす。
ルキアに言い分に一護はやや怯みがちになりながら、それでも考えながら異議を懸命に申し立てた。

「そ、そりゃまぁ、この暑さじゃ押入れの中が暑いのは仕方ねぇけど・・・
だ、だからってなぁ!一緒に寝たりしたら、それこそ暑いだろ!戸は開けたままでいいから、お前は早く戻れ!」

「・・・・・・・・いやだ。」

「はぁっ!?何わがまま言ってんだ!戻れ!!」

「いやだ!押入れには、戻りたくない!!」

ここでルキアはタオルケットの端を握り締め激しい口調で顔をふり、これに一護は何かを察してハッとした。

「・・・・・・・・まさか、お前・・・・・・怖い・・・・のか?」

「・・・・・・・・・・・・・・」

突然ルキアは再び無言になると、一護に背を向けてしまった。
これに一護は、思わず深いため息を吐き出す。
これは寝る前に読んでいたあのくだらぬ小説の悪影響に違いなく、今の態度を見てもビンゴであったに違いあるまい。
まさかあんなもので、ここまで死神が本気で怖がるなんて想像だにしてはいなかったのだが、
そんなに押入れの中で寝るのが怖いなら、そこに戻れ!というのは確かに可哀想であろう。

だからといって仲良く一緒に寝るわけには一護の本能が許すわけなく、自分が押入れの中で寝るには狭いしなによりひどく暑苦しい。
なので一護はもそもそと身体を起こし、床側のルキアの身体を乗り越えようとすれば、ルキアは不安気に顔を上げた。

「どうした一護。どこへ行く?」

「・・・・・一緒に寝るわけにはいかねぇしな。お前がここで寝るなら、俺は下で寝る。」

「!!だめだ一護!ここに、いろ!!!」

「なっ・・・!おい!ルキ・・・ッ!!!」

一護の言葉にルキアはサッと顔色を変え、咄嗟に自分の真上になった一護の身体にしがみつく。
これには一護もバランスを崩し、ルキアの上にまともに倒れこみそうになるのをなんとか堪え、
間一髪でルキアの身体を抱き締め、潰さぬ様に反転しドスッという音と共に二人は無事ベットの上に転がった。

「・・・・・っぶねぇ〜!バカヤロウ!何してんだよ!危なく潰すとこだったろう!?」

一護はルキアをしっかりと抱き締めたままベットの上に横になり、ルキアは一護の上になった状態で、
ゆっくり顔を上げ、髪を僅かに乱し潤む瞳で一護を熱く見つめ囁くように言った。

「行くな一護・・・・・・・一緒に、寝よう?」

「・・・・・!!!」

身体を密着させて重なりあい、まるで誘っているような声と言葉の甘さに、一護は一瞬で頬を硬直させた。

ルキアの言いたい事はわかる。
怖い話が怖くて、押入れで寝るのが嫌で、しかも部屋に一人にされるのも怖い。
だから、俺と一緒にいて欲しい。
それだけなんだ。それ以上の他意はない。
なのに・・・そこまでわかっているのになぜ、気持ちが動揺し、心臓にエンジンがかかってしまうのであろう。

一護はルキアに釘付けになり、視線が逸らせずにいると、ルキアは更に顔を近づけ、なおも熱い吐息をも噴きかける。


「たまには良いではないか。一護。・・・・・今夜は・・・私と、一緒に寝てくれ。」

ごくり。と、一護の喉がなった。
それと同時に、一護の中でゴングも鳴った。
困惑と動揺に揺れ動いていた瞳が、瞬時に獲物を狙う獣のごとく鋭い光を放つ。
一護はルキアの身体に回した腕に力をこめ、搾り出すように低い声でルキアに最終警告を言い渡す。

「そ・・・・そこまで、言うなら・・・お前、覚悟、出来てんだろうな?」

「覚悟?・・・・・・なぜ寝るだけなのに、覚悟がいる?」

「・・・・・寝るだけじゃ・・・・ねぇからだよ!!!」

「!!なっ・・・い、いち・・・!!!!!」

状況を把握していないルキアに構わず、一護は反転し、ルキアをベットの上に両手首を掴み押し付け強く唇を塞ぐ。
その時ふわりとルキアの甘い香りが鼻をくすぐり、それがまた一護をたまらない気持ちにさせる。
この拘束から逃げ出そうと身じろぐルキアの身体を強く抱き締め、一護は夢中になってルキアの舌に舌を絡ませた。

ルキアはその気など全然なかったかもしれないが、年頃の男の布団の中に入ってくるなど言語道断。
どんな言い訳も通用しない。
一護は自分がルキアにとってどのような立ち位置かは認識せずとも、あまり意識されている対象ではないと知っていた。
だが、だからといって、それで済ませられるほど紳士になりきれるはずもない。
俺だって、健全な年頃の男子高校生。好きな女と一緒の布団に入って、そのままでいられる程、大人じゃない。
だからこれは、ルキアのミスだ。俺は逃げる機会を与えたのに、ルキアは出ようとしなかった。
だったら。だったら後は、俺の好きにさせてもらっても文句はないだろう。
例えあったとしても、今更聞く耳は持たないつもりだが。

「うぐっ!・・・・ふっ・・・ふぅんっ・・・・はっ・・・はぁん・・・・・」

そんな一護の想いがこもった激しいキスは、ルキアを甘く乱し始め、それがより一層強く一護の欲望を燃やした。
段々抵抗する気が失せたルキアの手からは力が抜けていき、それにより拒むように抑えられた一護の手が自由を取り戻せば、
その手はすぐにルキアのパジャマのボタンを外し、そこを完全に開け広げる。

「・・・ずいぶん、準備いいじゃねぇか。・・・・・本当は、お前もその気だったのか?」

「やっ!・・・ば、莫迦を言うな!な、何がその気だったと・・・あんっ!やだ!触るな!!」

「覚えておけよ。ノーブラで男の布団なんかに入ったら、こーゆーことになんだからな。」

「あっ!あっ!あっ!・・・やっ!い・・・一護!・・・だ・・・だめっ・・・・・!」

完全に開かれた胸元は、真っ白で控えめなルキアの胸の頂が明るい夏の闇の中はっきりと浮かび上がる。
一護の大きな手はしっかりと胸を覆い隠し、全体を柔く揉み上げ、その感触をしっかりと楽しんだ。
ルキアのキメ細かい肌は微かに火照り汗ばんでいるようで、しっとりと手に吸い付いてくる。
片手で胸を揉み、もう片方を吸い噛まれれば、ルキアは涙ながらに声を殺し、いやいやをするように必死になって顔を振る。
しかし一護は止めず、充分にどちらの胸も舐め上げてから、挑発的な笑みを浮かべ顔を上げた。

「・・・それからもうひとつ、覚えておけ。
お前が入っていい布団は、俺だけだ。他の男で同じことしたら、絶ってぇゆるさねぇ。」

「何を言うか!勝手な事を申すな!!」

思わずそう叫んだルキアに、一護はぴくりと片眉を震わせ、不機嫌そうに口元を引き結ぶ。
その不快さを隠さず、棘のある声音でルキアを睨みつけた。

「・・・・・他の奴でも、同じ事する気だったのか?お前、結構八方美人だよな。」

「え・・・い・・いち・・・・あっ!や、やだっ!やめっ・・・!!」

視線の強烈さにやや怯んだルキアから、履いていたパジャマの下を一気に引き落とす。
胸だけでなく足まで露にされた心細さに、ルキアは細い悲鳴をあげた。
一護の手は細くて白い太ももの内と外を縦横無尽に撫で回し、その感触にルキアはふるふると震えながら一層強く顔を振る。

「やだっ!・・あぁんっ!・・・・・一護ぉ・・・!だめっ!・・・こんな・・・こんな・・・・・」

「こんな?・・・こんな、なんだよ?」

「ふ・・・不埒な・・・まねを・・・・・」

「俺が不埒?じゃあ、お前のこれ・・・なんだ?」

「・・・・・いやっ!」

ルキアは全てのボタンを外され全開になったパジャマの上を羽織、両手で胸を覆い隠している。
晒された素足は震え、頼りなく閉じられているが、一護は膝に手をかけ容赦なくそこを押し開いた。
大きく開け広げられた足の間に一護が指を押し付ければ、ルキアはビクリと反応する。
押されれば下着に包まれた花びらの形がぷっくりと浮かび上がるほど、そこは存分に濡れ大きなシミを作っていた。
下着の上から意地悪く指を擦り動かしながら、一護はわざとルキアの顔を見つめて囁く。

「触ってもねぇのに、もうグチョグチョだ。・・・なぁルキア。ここ、どうしたんだよ?」

「やっ・・・!一護・・・!や・・だ・・・・・」

「感じてんだろ?胸いじられて、したくなったんだろ?なぁ、素直にそう言えよ。」

「やぁ・・・だっ・・・・・!!」

一護の指の動きに好きに翻弄されながら、震えながらルキアは儚い抵抗を止めない。
そのささやかな抵抗を挫きたくなり、もっと執拗に攻め立てようと、一護はルキアの足の間に割り入った。

「じゃあ、お前がどこまで我慢できるか、試してやるよ。」

「・・・え?い、一護・・・!あっ!?・・・・・やぁん!!!」

一護は突然ルキアの濡れた下着を抜き取り、淫靡な匂いの溢れる卑猥な花びらをごく間近でじっくりと見つめる。

「すげぇ・・・!ここから、ルキアの匂いがする・・・・・」

「やぁだっ!一護!は、恥ずかっ・・・!あっ!ひぃあっ!!」

茂みのない幼子のようなそこを、間近にじろじろと眺められる羞恥に、
ルキアは必死になって身を捩り逃げ出そうと試みるも、太ももの下から腕を差込まれ、
固定するように腰を掴まれれば、どんなに暴れても逃げようがない。
そうしているうちに一護の唇は、強い蜜の香に誘われるように花びらに口づけ、
もどかしいまでに丁寧に、舌と唇で何度も何度も花びらを舐め上げた。

そこを舐められる快楽は強烈で、胸に与えられるものとは次元が違う。
胸への愛撫が興奮を高めていくものならば、蜜溢れる花園への愛撫は、直接快楽を注入されるようなものだ。
それで得られる快楽は絶対的で、思わず逃げ出したくなるまでに強力。
なのに逃げ場はないまま、舐め吸われてしまえば、余計必死に逃げ出したくなるのだ。
挙句、最も過敏な蕾を剥かれて直接口付けられ、ルキアは我慢出来ずに両手で一護の頭を引き剥がそうと押しながら、
狂ったように高い叫びを上げた。それに一護は顔をあげると、そこからルキアへと小さな声で呼びかけた。

「あんま声出すと、窓開いてるから外にも聞こえるって。・・・それに、あいつらだって、起きてくんぞ?」

後で記憶を書き換える事ができる機器があるとはいえ、あんな幼い妹君達に、このような痴態を見られる訳にはいかない。
咄嗟にルキアは両手で口元を覆い隠し、なんとか喘ぎ声を押し潰そうと努力する。
まんまと一護の策略に従い、自らの意思で両手の自由を封じたルキアに、一護は好きなだけ指と口でそこを弄ぶ。

「!!んんっ・・・んーっ!・・んんっ!・・・くぅんっ・・・!!」

「すげーなルキア。舐めても舐めても、溢れてくる・・・」

熱帯夜特有の暑い空気より熱い息をそこに吹きかけながら、一護は舌先で花びらを舐め上げ、
指先を密壷に沈ませては引き抜き、時折蕾にもちょっかいを繰り返す。
これにルキアひどく苦しげに喘ぎながら、強引に高まるに快楽に、
まるで陸に引き上げられた魚のように、ビクビクと腰を跳ねさせてる。
部屋はルキアの発する押し潰された呻き声と、一護の指が動かされるたびに起こるくちょくちょとした水音が響き、
高まる興奮に我慢し切れなくなったルキアは、突如全身を緊張に硬く強張り、ぴんと仰け反らせひくひくと打ち震えた。

「んっ!んっ!・・・・・・うぁっ・・・!んーーーーっ!!!」

「・・・・・なんだ?水?それに、痙攣・・・してんのか?」

貪っていた花園から粘着質な蜜よりも水に近い何かがじわりと溢れ出し、花びらまでもヒクヒクと震えている。
数秒仰け反らせた身体からぐったりと力を抜き、ルキアは大きな瞳から涙を流しながら、
息も絶え絶えに一護を哀願するように見つめていた。

「ふっ・・・うぁっ・・・やっ・・・一護・・だめ・・・も、だめ・・・だめぇ・・・・・!」

「これ・・・イったのか?ルキア。そんなに、良かったか?」

「やぁだ・・・そ・・そんなことを・・・・・」

「お前感じやすいな。・・・じゃあ、もういいよな。」

気恥ずかしげに視線を伏せたルキアに構わず、一護は蜜で濡れた口元を拭うと、
準備の整った蜜の溢れる花園へ、すぐにも猛った分身を押し付けた。
その感触にルキアはまたもビクッと反応し、僅かに怯え泣き濡れた表情で一護を見た。

「あっ・・・!待て!・・・まだ、だめぇ・・・・・」

「そんな顔してだめって言われても、誘われてるとしか思えねーよ。」

「いち・・・一護ぉ・・・・・あっ・・・あぁっ!!!」

「すげっ・・・・・簡単に・・・挿ったぞ・・・・・!」

蜜と潮で濡れ溢れた花びらは、少し強く二〜三度押すと、奥までやすやすと一護の分身を飲み込んでしまう。
ルキアの熱くキツく締め付ける蜜壷内面の感触に、一護は沸き立つ欲望に言葉もなく、若者らしい本能のまま激しく腰を打ちつけ穿つ。

「やぁっ!・・・はぅっ!・・・・だ、だめ・・・動くな!く・・・苦しっ・・・一護ぉ・・・・・」

「悪りっ・・ルキア・・・・もう・・・止まんねぇよ・・・・・・!」

「あぁっ!!やっ!やぁっ・・・!あんっ・・・!あっ!あっ!あぁっ!!」

もやは静止の効かぬ互いの激しい欲情のままに、ルキアは声までも甘く乱し、
一護の動きに合わせてぞくぞくと痺れる快楽のままに声を上げた。

ただでさえ蒸し暑い夏の夜。
触れ合い重なり、激しい律動により一護は全身から汗を滲ませ、
額から流れる汗がルキアの顔に落ちぬように気遣いながら、耳元へと顔を寄せる。

「やべぇよ、お前・・・・・声。もう少し、抑えろって・・・・・」

「そ・・そんなの・・・!無理・・・!無理ぃ・・・ふっ・・・あぁんっ!!」

「しょーがねーな。・・・じゃあ俺に、しっかり掴まってろよ?」

「・・・!!!うぁっ!!!はぁっ・・・!やぁっ・・・!!ふぁっ・・深いぃっ・・・!!!」

ルキアはそのまま一護の襟首に腕を絡ませ、泣き声をあげ、一護に促されしっかりと抱きついた。
これにより、余計に上がる湿度と熱に、部屋の中の気温まで上昇してしまったように思える。

一護もルキアを抱きしめたまま身体を起こし、膝の上にルキアを座らせた状態になる。
この体位にルキアは蜜壷の更に深くをえぐりつかれ、背筋をぞくぞくとした痺れがはしる感覚に全身を震わせた。
一護は全身で快楽を貪り受け入れるルキアの様子に、思わず卑猥な笑みを浮かべ、
悪戯するように硬くそそり立つ乳首に口付ければ、ルキアから悦びに溢れた悲鳴があがる。
二人の結合部が、ひどく熱い。
そこからは汗とも蜜とも知れぬ体液が、ぐちょぐちょと垂れ流れているようだ。
一護は胸から唇にターゲットを変え、また貪るような深い口づけを繰り返せば、
あまりの暑さに互いの息がだらしなくもはぁはぁとあがる。

「すっげーあちぃな。・・・見ろよルキア。俺もお前も、全身びしょびしょだ。
・・・でも一番熱いのが・・お前の、中、だな。」

「やぁ・・・らっ!いちぃ・・ごぉ・・・!!激しぃ・・・あはぁっ!奥・・・!奥がぁ・・・!!」

汗と涙と口元には唾液も流し、焦点のあわぬ瞳でルキアは顔をふりながら、片手を一護の肩にかけ、
片手を布団の上につきバランスをとり、自ら腰を一護にすりつけるように動き、貪欲に快楽を生み出そうと必死になっている。
一護は両手でルキアの腰を掴み、リズミカルに激しく動かし自身も強くそこへと打ち込んでいく。
蜜壷の奥を亀頭が遠慮なくゴンゴンと叩くのを受け、ルキアは暑さと快楽に歯を喰いしばり絶頂を迎える。

「ひゃうっ!!・・・やっ・・・!もう、やらぁっ・・・!いぃっ・・・!ひぃ・・・んんっ・・・!!」

「そうだな。もう、俺も・・・・・!」

もう何を口走っているのか、意味のない喘ぎをもらし、ルキアはまたも一護の首に両手を巻きつけ密着した。
一護も同じく強く抱き締めると、もう一度布団の上にゆっくりと横たえ、ルキアと間近で見つめあい一護は息を弾ませ囁いた。

「最後だから、少し、我慢な・・・?」

一護の手がルキアの口を塞ぎ、一層激しく一護の腰が動き早いリズムで打ちつけられる。
ルキアはこれに瞳を見開き、自分を塞ぐ一護の手を押さえ、そこを打ち上げられる衝撃に高い高い嬌声をあげた。

「んくっ!・・・ふぁっ・・・んー!!んんっ・・・ふっ・・んっ・・・んーーーーっ・・・・・!!!」

「はっ!・・・はぁっ・・・はっ・・・・ルキア・・・いくぞ?」

「んっ!・・・うあっ・・・・!!!!!」

先に達したルキアの中に深く挿入したまま、遅れて一護の身体が僅かに震えた。
奥に一護の熱い精液を流し込まれ、ルキアは瞳を閉じてびくびくと身体が痙攣している。
ルキアの中に全てを注ぎ込むと、一護は塞いでいた手を外し、
自分の白濁の液が溢れたそこから分身を引き抜くと、心底満足しながら長く息を吐き出した。

「あー・・・・・あっちぃなぁ・・・・。おい。ルキア?お前・・・平気か?」

「うっ・・・あっ・・・あぁっ・・・はっ・・・はぁっ・・・・」

額からしたたる汗を拭い、一護は横たわるルキアの様子を見下ろす。
ルキアも全身を汗で光らせ、言葉なくはぁはぁと荒く息を乱している。
ふと触れたルキアの足が、細やかに震えている事に一護は気づいた。
肉眼では確認できなかったが、ルキアは全身をぴくぴくと震わせ痙攣が止まらないようだ。
猛る本能のままに遠慮なく攻めてしまったから、ルキアはまだまだ動けそうにない。
そんなルキアの様子に、自分は少し調子に乗りすぎたかもしれないと、一護は胸の中で反省した。
一護はルキアの頬に張り付いた髪を丁寧にかきあげ、その頬に労わるように優しい口付けをそっと落とす。

「無理させ過ぎたみたいだな?悪りぃ。どうしても、途中で止められなかった・・・・・」

やけに気落ちしたような態度の一護をぼんやりと見つめ、ルキアは喘ぎすぎて擦れた声を荒い息の間に上げた。

「まったく・・・だ・・・・・・・・。
こんなことをして・・・・・・・暑いわ。
・・・・・この・・・たわけ・・め・・・・・・・・・」

そしてルキアはニヤリと口の端に笑みを浮かべ、一護の手を取り、その甲に熱い唇を押し付ける。
一護は一瞬驚いたように動きを止め、それからルキアと同じように居丈高な笑みでルキアへと詰め寄る。

「そうだな。随分暑くなった。・・・でもこれで、もう怖くないだろう?・・・・・押入れ、戻るか?」

「・・・・・・・・!」

すっかり忘れていたルキアは、これに顔色を変え、怯えたように押入れを見やった。
一護はそ知らぬフリをしながらも内心ほくそ笑み、こっそりと意地の悪い笑みを浮かべている。




これは早急にエアコンを直してもらわないと、今年の夏は、熱帯夜が多くなりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏 top

※7月更新忘れ物。今年の1月末にリョージョクして以来書いてなかった裏版イチルキ。テーマは今年の冷夏に逆らい『汗にまみれた熱帯夜エッチ☆』
本当は先月の一護お誕生日企画の一環として更新するつもりだったものの、やはりそこまで手が回らず、8月に突入してしまいましたよ・・・orz
でも!その分エロ度数は高めに出来たのではないかと、勝手に自負して満足していますがねwww
ちなみにルキアにはとりあえず「いや!」って拒んで欲しいです。(ポイント)
儚い抵抗をしながら組み敷かれる軽い強要感が、私の嗜虐心をくすぐってなりません!(言うな)
久しぶりの裏イチルキに萌え過ぎて、構想よりも大分長いものになってしまった・・・。
挙句ストックしている話では、ギンルキエロがいっぱいあるとか・・・そんなエロスキーでもドンマイ自分。頑張って、これからも強く生きようよ・・・(独り言)
2009.8.1

material by Sweety

inserted by FC2 system