ペットボトルに直に口をつけると、スポーツドリンクを一気に飲み干す。
「うっめぇ!!!ああぁっ〜〜〜生き返ったーーー。」
濡れた鮮やかなオレンジの髪を乱暴にタオルで拭き、一護は大袈裟なタメ息をつく。

ちりりんっ

涼やかな音がリビングの窓から響いて、一護を穏やかな気持ちにさせた。
静かな夏の午後。





『 夏 の 日 』





自宅のやや薄暗い台所の空気も気持ちよく、一護はカラのペットボトルをテーブルの上に置いた。
騒がしい妹達も暑苦しい親父も出掛けていて今この家に一護一人だった。

午前中は本気で死んだ。
誰も遊んでくれないと散々ケイゴに泣きつかれ、不承不承早い時間に出向いてやれば、
馬鹿みたいに気温が上がる炎天下の中スケボーに付き合わされた。

昼飯までは一緒に済ませ、すがるケイゴを置き去りに早々に家へ逃げ帰り、
速攻でシャワーを浴び一息ついたところだった。

(こんな天気に一日スケボーなんて、冗談じゃねぇし。)
それでも体を動かし、シャワーで汗を洗い流した身体はほどよくダルく、気持ちいい昼寝が楽しめそうだ。
大きな欠伸をひとつし、力なく階段を上り部屋のドアを開けるとベットを目指す。

しかしその足は動かず、一護の身体はその場で凍りつく。

目を大きく見開き、一瞬前まで包まれていた眠気もどこかに吹き飛んだ。
部屋はエアコンが稼動し、快適な涼風が暑い廊下へと流れ出た。
部屋の前に突っ立ったまま、一護の鼓動は俄然早まる。

(・・・・・まさか。)

ベットには先客が眠っていた。
漆黒の髪に真っ白い肌。折れそうに細く華奢な身体。
小さな死神は安らかな寝息をたてて眠っている。

ひどく露出の高い服で。
恐ろしいほど無防備に。

(・・・ルキアぁぁぁ!!)

数秒たってからやっと状況を理解すると、一護の胸にふつふつと怒りが湧いてきた。
ベットを占領していることに。
数日前から尺魂界に帰っていたのに、来ることを知らされていなかったことに。

そして、こんな格好で無防備で寝ていることに。

一護はゆっくりと扉を閉めると、本能的に足音を殺し静かにベットへ近づいていく。

(・・・・おいおいおいおいおい。)

ルキアは薄手のキャミソールに、制服のスカートより短いミニスカートで寝転がっている。
(見えてるし・・・お前アホだろっ?!)
心の中で突っ込んでみるが、目線はスカートから覗く白い下着でしばらく止まっていた。
(ヤバい・・俺・・・変態くさい?)

慌てて視線を移すと、上半身である一点に釘付けになる。

(つけて・・・ない、のか?)

ささやかに上下する胸元。
薄いピンクのキャミソールでは隠し様のない膨らみの頂。
ささやかながらしっかりと存在感を示していた。

ドック

大きく心臓がひとつなる。
(これは・・・アウトだ。)

ただでさえルキアの寝顔は愛らしい。
長い睫毛をふせ、開き気味の小さな唇。
黙っていれば文句のつけようがない儚く可憐な美少女。

うたた寝をする彼女に、不穏な気持ちを抱いた事は数知れず。

さすがに行動したことはなかったが、今日は違った。
あまりにも条件が揃い過ぎていたのだから。

何度交わりあっても、飢えた獣のような果て無き欲情は決して満たされはしない。
心から安心しきって眠る姿に多少良心が痛んだが、そんな雄の本能の方が僅かに上回った。

(悪い・・・ルキア。・・・でもこれは・・お前も悪い。)

俺のこと信用してるからかも知れないが、全然意識しないお前だって悪いんだ。
気付かなかったのか?俺の視線を。

いつでもお前に触れたい、俺の欲望を。

ルキアの傍らに腰を下ろすと、間近で見つめる。

「んっ・・・」
「!!!!っ」
そのタイミングでルキアが寝返りを打ち、一護は一瞬びくっと身を引く。
キャミソールの肩紐がたゆみ、片足を折り、より一層悩ましげに一護を誘う。

「・・・っルキア」
胸に込上げる感情が溢れ、短く愛しい彼女の名を呼ぶ。

まずは標的になったのあの頂。
服の上から軽く触れてみる。
ルキアは変わらず眠り続ける。
反応がないのをいいことに、一護は手に力を込めてみる。
(すげぇ・・・相変わらず柔らかっ!)
何度触れても新鮮に感動を覚えながら、夢中になって撫で回す。

「ふっ?う・・・んっ。」
眠りながらルキアは鼻から甘い息を抜く。
その様がまた妙に色っぽく、一護の暴走は激しさを増す。
頂はキャミソールを持ち上げ、固くそそり立ちその反応を強調する。

一護はすかさず指で挟み、さらに強く刺激を与えた。
「はぁんっ・・・あっ、やぁっ・・・」
びくっ。とルキアの身体が反応し、息を乱して頬を染める。

(ルキア・・・可愛い・・・)
もっと甘く乱れるルキアが見たい。
身体全てがルキアを求め、一護の理性は完全に吹き飛んだ。

薄いキャミソールをたくし上げると、真っ白で小ぶりな胸が露わになり、固くなった頂が桜色に染まっていた。

ごくっ
知らず一護の喉がなる。

荒く息を弾ませ、服を押し上げられ、スカートを乱され横たわるルキアの姿は、エロ過ぎた。
一護のオスの本能を激しく揺さぶり、誘い込む。
一護はたまらず、桜色の胸に吸い付く。

「あっ!ひゃぁぁんっ!・・・やっ、なにがぁ・・」
その激しい刺激にルキアもやっと眠りから覚め、甘い喘ぎをあげながら周囲を見渡すと、
すぐ目の前に見慣れたオレンジ頭があり、胸からは甘い快楽が与えられていた。

「やぁんっ!・・・えっ?なに?・・・いち、ご・・・?」
まだぼんやりする頭で少年へと話しかけてみる。
すると一護が顔をあげ、潤んだ瞳のルキアと目が合った。

「・・・わりぃ。もう、止まんねぇから。」

あきらめてくれ。

最後の一言は言わないまま、ルキアの唇を激しく奪う。

「ふぅっ?!んっ、んっ・・・あっ、ふわぁっ!!」
舌で舌を舐めまわされ、その感触にもルキアは溺れた。
ひどく卑猥で、決して慣れる事のないとろけてしまうその感触。
このキスだけでルキアはいつも限界まで追い詰められてしまう。

更に一護の手は胸を弄びながら、もう片手で下着越しに中心を撫で上げる。
「?!あっ!やっ・・・らぁ」
やっと解放された唇が、だらしなく言葉をこぼす。
「・・・やっぱすげぇ濡れてるな。」

満足げに囁く一護の声に、ルキアは耳まで真っ赤に染まる。
自分でもわかっていた。
熱いキスを交わす間に、どんどん下着に染み出すその感触を。
その中心地は一護を招き入れる準備の為、切ない熱を生み出していく。
その熱を高める為に、一護の舌と指がルキアの身体を侵していく。

耳の周辺から首筋へ舌が這い、両手で胸を揉みしだく。
「ふぁっ!!あっ、ああんっ!やっ、あっ、いやぁ・・・」
ルキアの口からは絶え間なく喘ぎがあがり、その声も一護の欲情への糧になる。

「あっ?!やぁん!!」
ビクッとルキアの身体が跳ねた。
一護は片手は胸をしごきながら、もう片方の指を下着の中へ侵入し、濡れきった花襞を擦り始めた。
「ルキア濡れすぎ・・・」
耳朶を甘噛みしながら一護は笑い囁く。
そこからぐちゅぐちゅと卑猥な音を響かせ、十分に蜜で溢れ濡れていることを示した。

一護は中指を花びらの奥へ進める。
熱い蜜と花びらに指は締め付け、あの時の興奮を呼び覚ますものだった。

「・・・こんだけ濡れてりゃ、いいよな?」
「なっ、なにがよいのだ・・・このうっ、はぁ・・・うつけ・・ものが・・・はうっ!」
ルキアは精一杯の強がりで、必死にキツイ眼で一護を睨みつけようとしているが、喘ぎが溢れうまくいかない。
その様子がまたなんとも可愛らしく、一護はすぐに挿入の準備に入った。

「挿れるぞ・・」
「あっ!やっ!・・・まっ、待って・・・あぁんっ!」

一護が割り入ってきた感覚にルキアの背筋はゾクゾクと痺れた。
そこを互いに擦りあう行為で生まれる快楽は、とても言葉で表現しきれない。
もう何度も行っているのに、挿入の瞬間ルキアはいつも初めてのように怯え、そして悶える。
一護自身を受け入れ、ルキアの蜜壷はより多くの蜜を吐き出しすぐ粘着質な水音が響く。

(やっ!こ、こんなに濡れて・・・恥ずかしい・・・!)
ルキアは恥辱に頬を赤く染め、あられもなく啼き濡れる。
一護は律動的に腰を動かし、自分の下で甘く乱れたルキアに見惚れていた。
真っ白な肌をピンクに染め、強い快楽に流されてしまわないよう必死で一護へしがみつく。

一護は湧き出る愛しさを表すように、強く激しく腰を動かす。
「ふぁっ!やっ!いち、一護!だめっ!あっ!激しっ・・・あっ!すご、いっ・・・!」
今ではどんなに激しく打ち込んでも痛がらず、ルキアは快感に喘ぐばかり。

そんな身体にしたのは自分なんだと、一護の雄の本能は満足していた。

一護は繋がったままルキアの身体を反転し、四つん這いにさせ更に腰を打つ。
「!!ああぁっ!やっ、これだめっ!あぁ!やぁっ・・・」
四つん這いの体勢の恥ずかしさと、正常位では得られぬもっと深くをえぐられる激しい快楽。
バックからの攻めはいつもルキアを追い詰めるように、貫く激しい快楽を伴った。

(こんな・・・明るい内に・・・恥ずかしい・・・!)
部屋は明るく薄いカーテンでは遮りきれない、夏の日差しが差し込んでいた。
ルキアは恥ずかしさから、電気を点けることも許しはしない。
それでも明るい所で愛しい人の全てをさらけだし、見たくなるのが男心だ。
小ぶりなお尻をしっかり掴んで、激しく揺すり打ち付けると、ルキアは背中を仰け反らせながら高く喘いだ。

一護はより深く繋がり、より淫らしい感覚に溺れ獣のように腰を振る。
また自身をきつく締められ、一護の腰に限界を知らせる震えを感じた。

「・・・ルキア、いくぞ。」
「ひぃぁっ!やっ!あっ!あぁぁん!ふかっ・・・深いぃ・・・」

ばちゅ、ばちゅん!

一護の激しい腰の動きに合わせ、打ち付けられるたびにルキアのお尻にあたって卑猥な音がする。
「!うあっ・・・」
「あっ、ふあぁぁぁっ・・・・!」
ルキアの身体はガクガクと震え、自分の奥に放たれた一護の精を感じベットの上に倒れこむ。
一護は全てを放った後、ゆっくりと蜜壷から引き抜くと優しくルキアを横たえさせた。

ルキアは半ば気を失うように眠りにつく。
一護は自分とルキアの後始末を簡単に済ませると隣に横たわり、本来の計画通り昼寝を始めた。

ちりりん。

階下で涼しげに、風鈴が鳴いている。


そんな、夏の日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いいわけ
 ルキアって全然警戒してないイメージあるんです。色々なサイト様でも無警戒で襲われてたりするのが好きで、
 自分でも書いてみました。隙がなさそうで隙ありまくりなルキアがいいです!(力説)
 本当はお年頃の少年があんな可愛い子と同じ部屋なんて・・・エロ設定だと思っています!(笑)
 2008.5

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