青い空!
白い雲!
目の前に広がるのは、白い砂浜!紺碧の海!

やってきたのは発案浅野啓吾、場所提供小島水色の海水浴企画。
ここはいわゆるお金持ちだけが入れるプライベートビーチなるもので、
連日の猛暑にどこの海も芋洗い状態であるにも係わらず、ここは一護達以外に人気のない静かで美しい海である。
クラスの中でも特に気の合う友人達だけでのこのイベントは、誰もが心から楽しみ浮かれていた。




・・・・・・たった一人を、除いては。だが。






『 夏と海と小悪魔と 』





「どーしたのさ一護。泳がないの?」

「・・・・・」


ビーチパラソルの下、着いてそうそうシートの上に横になっていた一護の傍に立ち水色が声をかけるも、
一護は不機嫌そうに眉間の皺を深くしただけで何も応えようとはしなかった。
その様子の水色は僅かに肩をすくめ、呆れた様に目を細める。


「気持ちはわかるけど、少しは我慢しなよ。子供じゃないんだからさ。」

「・・・なにがだよ。」

「だからー。一護が気に入らないのって、朽木さんの事。でしょ?」

「!!」


さらりと確信をついた水色の言葉に反射的にがばりと起き上がり反応してしまった一護は、
見開いた目で水色を凝視するが、水色にニヤリと笑って見せられハッとした一護は慌ててシートの上に横になる。


この絶好のロケーションに一護が不機嫌な原因は、水色の言う通りルキアのせいだ。

皆が集まるこんな時に、よりにもよってビキニなど着てきたルキアが全て悪いのだ。


水着に着替え海辺に集まった友人達の中、真っ先にルキアの姿を目にした一護は、その瞬間胸が詰まって無意識に息を止めてしまった。
ルキアは白地に赤いバラを散らしたビキニ姿で、トップレスの胸元には白いリボンを、
ショーツは脇に赤いリボンをあしらった可愛いらしくもどこか大胆なデザインのものだった。
着慣れぬ水着姿にルキアは気恥ずかしげに俯いていたが、そんなルキアを取り囲み織姫や啓吾が無邪気に賞賛し歓声をあげた。


「わー!朽木さんこの水着可愛い!すっごい似合うよー!」

「白いビキニがとってもお似合いですよぉ!
朽木さんのこのようなお姿を拝見できるとは浅野啓吾!この夏に一片の後悔もありません!!」

「そ・・・そうであろうか?」

「・・・っ!」


いつも小学生の妹の服を主に着ているため妙に大人びた水着は想定外であり、
また普段と違ったルキアの水着姿にドキドキと胸が鳴ると同時に、
もやもやした苦い思いが不穏な影となり一護の心を覆っていく。

皆に褒め囲まれ恥ずかしそうだが嬉しそうなルキアは、一護の反応も気になるらしくこっそりと視線を投げかけてくるが、
そんなルキアの思いに薄々感づいていながら、気が利いた言葉のひとつもかけれぬ一護は不機嫌そうに顔を背けた。


そんな格好で、嬉しそうに人前に出んなよ。


我ながらさもしい男の嫉妬心であると自覚はするが、だからといって内から湧き上がる邪念を抑えようもない。
ただでさえ他の男が近づくだけでも胸が騒ぐのに、そんな格好でうろうろするなど一護からすれば言語道断。
ありえない事態ながらも、だからと言ってルキアに行動を制限する立場にもあらず、一護は嫉妬や不満をぐっと飲み込み、
海で戯れる皆から離れ一人ビーチで横になるしか術はなかった。

しかしさすがは色恋事に敏感な百戦錬磨の小島水色。
奴の恐ろしいところは女心だけでなく、モテない男の深層心理まで的確に読み透かしてしまうところだろう。
楽しい玩具を弄る子供のように、愉快そうに水色は口元をにまにまと緩ませ一護の傍らに腰を下ろす。


「そりゃ好きな子があーんな格好で他の男と楽しそうにしてたら気に入らないのも無理ないけど、
そんな事で不機嫌そうにここでフテ寝してても仕方ないじゃない?皆と一緒に泳ごうよ。」

「・・・っせーな。別に、んなんじゃねーよ。」


呟くように否定すると一護はこれ以上追求されぬよう、もう話しは終わりとうつ伏せになり水色へと背を向けた。
自分が海にも入らず不機嫌にフテ寝をしている原因を正確に言い当てられ、内心ひどく動揺しながらも、
ここで水色の相手をしては墓穴を掘るばかりであると自分を諌め、言葉少なく水色を追い払おうとした。
完全に背を向けられた水色はからかいがいのない反応の一護に早々に見切りをつけ、
ツマラナそうに軽く肩をすくめると立ち上がり友人達を目指し海へと歩き出す。
しかしすぐに足を止めると、振り向き少しだけ真摯な声音で一護へと呼びかけた。


「そーやっていつまでも大事なことから逃げてると、肝心な時にチャンスを掴めないもんだよ。」



そんな事言われなくとも、俺自身が一番よくわかってるんだ。

 

 

 

 

 

ぽたぽたぽた・・・・・どんっ!びちゃっ!!


「っ!!!???

ぶわぁっ!?な、なんだぁっ!!!」



いつの間にか水色と別れた時の状態で寝入ってしまっていた一護の背を濡らす冷たい水の感触に、
どんっ!何かがぶつかる衝撃に、突然何が起こったかわからぬままに寝惚け叫びながら慌て顔をあげる。

ばくばくと高鳴る心臓が口から飛び出てきそうなまでに驚いた一護の耳元に、
更に驚きを高める彼の者の声が、後方から息かかる程近く囁くように聞こえてきた。


「なんだ一護。折角皆で海に来たとゆうのに、貴様泳ぎもせずにずっと一人で寝ておったのか?」

「なっ!・・・いぃっ!?」


ぎょっとして首を捻り後ろを見た一護は、思いがけず間近に見合うルキアとの顔の距離に顔を赤らめぐっと息を詰める。

海からあがり濡れてぽたぽたと冷たい雫を落とすルキアは、一護の背に馬乗りになるように跨り、
一護の首に絡みつけるように腕を回し抱きついてきているではないか。
まさに寝耳に水な目覚め方に、まだ混乱している一護に対し、ルキアは無防備に顔を近づけた。


「一護ー浅野たちが呼んでおるぞー」

「!!ちょ・・・ルキアお前何して・・・!?」

「なーなーどうしたのだ?皆と泳がぬのかー?一護ー」

「バカ!て、てめっ・・・誘ってんのか!?」


今一護の背には濡れた素肌と水着の感触と共に、ささやかながら柔らかなふたつの膨らみをしっかりと感じられ、
急激に高まる胸のドキドキと意識すればするだけ膨張していく正直な体の仕組みに内心ひどく窮していた。
このままでは体の一部だけがかなり目立ち、非常にみっともない事態になるとわかっていながらも、
ルキアにそこをどけ!といつものように怒鳴りつけることが出来ない。
何かに耐え忍び枕にしていたタオルを握り締め、赤い顔をし押し黙って俯いている一護の様子にルキアは気付きもせず、
首に回した腕に力を込めますます体を密着させながら強く胸を押し付けおり、跨り乗られた一護の腰付近には、
大胆に足を開け広げたルキアの股が密着し、海で冷やされたひんやりとした太ももの感触もやけに生々しい。

この状況に動揺し堪らず一護が漏らした言葉に、きょとんとしたルキアが思いがけぬ一言で肯定した。


「さっきから誘っておるではないか? ( 泳ぎに ) 」


「!!!」


ぴったりと寄り添うルキアからは甘い彼女の匂いに混じり、微かに塩辛い海の匂いも漂ってくる。
海に濡れたルキアの髪から絶え間なく雫が流れ落ち、どんどん一護を濡らしていく。
そのルキアの全てに欲情し、背中に感じる胸の膨らみに意識が集中している健全なる青少年が、
言われた言葉を自分が良いように別の意味合いで捉えてしまっても、それは無理からぬ話であろう。

ルキアの言葉に一瞬で完全に炎上した少年には、もう迷いなど一切ない。
自分の首に回されたルキアの腕を逃げられぬよう掴み拘束すると、真剣な表情でルキアを睨むように見つめた。


「本当に誘ってんだな?いいんだな?ルキア。」

「?な、なんだ一護。確かに誘いに来たが・・・どうしてそんな顔をする?」


先程までと全く違う雰囲気をかもし出す一護に気圧され、ルキアは怯えたように少し身を引くが、
一護はやおら立ち上がり、持ってきた上着をルキアへ羽織らせるしっかりと手を掴み、
皆が戯れ遊ぶ海へと背を向けると、二人だけになれる場所を求め一刻の猶予もなく急ぎその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

皆の所から大分離れた所に、人目を避けるような絶好の入り江が見つかった。
一護は急いた思いでルキアを入り江へ誘いこみ、ルキアはまだ状況を把握できず困惑していた。


「ここでいいな・・・・・来いよルキア。」

「なんだ一護?皆は向こうだぞ?どうしてこのような所に・・・・・あっ!」

「ルキア・・・!」

「い、いちっ・・・!?」


まだ何かいいかけていたルキアの言葉を無視し、一護はもう我慢出来ずにルキアを引き寄せ強く抱き締めた。
事の展開が理解できず混乱しているルキアの顎を掴み持ち上げると、一護は滾る欲望のままに唇を押し潰すようなキスをする。


「んぅっ!?・・・んっ!
・・・ふぁっ・・・・・んんっ・・・いっ・・・ちごぉ・・・?」

「はっ・・はぁっ・・・・ルキアッ・・・・・!」


吐息までも淫らに絡ませ、激しいキスの合間に切なげに名を呼ぶ。
僅かに開いた唇の隙間から挿し込んだ舌先で舌を絡めすりあわせながら、
一護の手は濡れたルキアの水着の上から胸を優しく揉みしだく。
しかし水着の上からの感触ではすぐ満足できなくなり、グイッ!と水着を押し上げ柔らかな膨らみを直に撫でまわす。
一護の力強い手に胸をいいように揉みしだかれ、ルキアは恥ずかしさに小さくいやいやと顔をふる。


「やっ!一護、いきなりなんだ!そ、外でこのようなこと、恥ずかしいとは思わぬのか!?」

「誰も見てねぇよ。っつーか、お前のこんなところ、絶対誰にも見せたりしねぇから安心してろ。
お前の裸は、俺しか見ちゃだめなんだからな。」

「ば、莫迦者!そーゆー問題では・・・ふっ!・・・あぁ・・あっ!」

「ここ、コリコリに尖ってきてんぞ。感じるのか?」

「なにを・・・あっ・・・た・・たわけめっ・・・あぁっ!・・んっ・・くぅっ・・・・・!」

「気持ちよさそうだなルキア。俺も、たまんねぇ・・・」

「ひぃあっ!?やぁっ!だめだ一護!こんなの・・だめっ・・・・!」

「こんなにしておいて、なにがだめなんだよ?
それよりだめなのはお前の方だ。こんなやらしい水着姿、他の男になんか見せんなよ。勿体ねぇ。」

「た、たわけめっ!何をわけのわからんことを言っておるのだ!?
・・・あぁっ!やっ・・・だめ・・・!!」


押し上げられた水着の下から現れたルキアの胸は、小さいながらも形良く、
しっとりと湿った真っ白な素肌の中心に淡い桜色の頂がつんつんに尖っている。
先程までどうにも癇に障っていた水着姿も、自分一人で独占できるなら話は別であろう。
可愛い水着を好きなように少しずつ剥ぎ取りながら、裸身にされていくルキアの姿にひどく興奮し、
一護はもう耐え切れずむしゃぶりつくように胸へと吸い付く。


「んっ・・・んっ・・・ふぅっ・・・・・はぁっ・・・」

「ルキア・・・いい、のか・・・?」

「やっ・・・そんな・・わからな・・・・・んっ!」


ぴちゃぴちゃと音が鳴るほど再び激しく唇を貪り合わせながら、一護は両手で胸の頂を摘まんで弄る。
そうされてしまえばルキアは快楽に抵抗できず、びくびくと体を小刻みに震わせ切なげな喘ぎを控えめに漏らす。
合わせた唇を名残惜しげに離し、はぁっ・・・とどちらともなく熱い溜息を吐き出した。


「ルキア。お前から、海の味がする。」

「・・・っ・・・はっ・・・はっ・・はぁっ・・・・・」


ただ息乱すルキアの頬へと一護はそっとキスをすると、そのまま下降し首筋に唇を滑らせ、
海とも汗ともつかぬ塩辛い雫も舐め取りながら、一護の舌は首筋から鎖骨へ、そしてまた胸へと辿り着く。
吸い付いていない方の胸は手で包み、もう片方の手はショーツの中へと潜り込んだ。
一護の指先はすぐに熱く濡れた襞に触れ、ぬるりとした蜜の感触に一護の口元に妖しい笑みが浮ぶ。
下肢を弄られる強烈な快楽の痺れにルキアはぞくりと身をすくめ、怯えたように泣き声をあげた。


「あっ!やっ!だめ一護!!そ、そんなところ、触らないでくれ・・・!」

「ここすげー濡れてる。これは、海のせいじゃねぇよな?」

「くぅ・・・んっ!!あっ!あっ!あっ!・・・やっ!?指・・挿ってくるぅ・・・!?」


一護は溢れる蜜でぬるぬるに濡れた花襞を弄る興奮に、ルキアは弄られる興奮に互いに夢中になっていく。
ごつごつした一護の中指を柔い花びらの奥に沈めれば、強すぎる感度にルキアは自力で立っていることが難しく、
そこを弄られ抜けていく力に倒れてしまわぬように一護へと必死でしがみついた。


「ルキアもう限界か?じゃあこれを脱いでくれ。ここに敷こう。」

「え・・・?」


ルキアに着せていた自分サイズの大きなパーカーを脱がせると、
それを敷きその上にルキアを四つん這いに膝つくように要求した。
これからなにをされるかわからぬ大いなる不安と多少の期待に揺れるルキアは、
頬を染め潤む瞳で背後に回った一護を熱く見つめる。


「あっ・・・やだ。どうして、こんな格好を・・・」

「こうしねぇと、大事なとこに砂がつくだろ?」

「あっ!?」


一護はルキアの腰を掴むと高く持ち上げ、両端の赤いリボンに手をかけ丁寧にショーツをずり降ろす。
最も大事な部分が一護の目の前に晒される恥ずかしさと緊張に、ルキアは体を硬直させた。

水を含み脱がしにくくなったショーツを完全に抜き取ると、ルキア自身溢れさせぬめった蜜に濡れ光る、
陰毛のない濃いピンクに色づく控えめな花びらが恥ずかしげに息づいている。
ルキアの秘所を目にしたことで、一護の興奮もマックスに高まった。
胸に吸い付いた時よりも激しく喰らいつく勢いで唇を押し付けた。


じゅるっ・・・ちゅっ・・ちゅぅぅ・・・


「はぁんっ!やぁっ・・・!一護だめっ・・そんなとこ、舐めては・・・やっ!あぁっ!」

「海に濡れたせいか?結構、しょっぱいな・・・」


じゅじゅぅ・・・ぬちゅ・・ぬぶっ・・・にゅちゅぅ・・・・・


「いやぁっ!やだっ!だめぇ・・・!あぁっ!感じる・・・感じすぎるっ・・・!!」

「感じろよルキア・・・お前に、俺だけを感じて欲しいんだ。だから、もっともっと感じろ。」

「うあっ・・・!?やぁっ・・・一護・・だめ!か、感じすぎて・・・おかしくなりそうだっ!」


恥ずかしい場所を舐められる動揺に制止するルキアを無視し、
一護の舌は花びらのような襞に沿い舐め上げ時折中へと挿し込んでみる。
その動き全てが抗う気力を奪う悦楽の波となり、ルキアを満たし感じさせると高みへと押し上げていた。
そんな風に十分に舐めまわし満足した一護がやっと顔を上げると、強制的な快楽からの突然の解放に、
気の抜けたルキアの体はぐったりと倒れこみそうになるが、腰をしっかりと掴んだままの一護は、
休む間もなく固く膨張した自身を引き出しぬれぬれの花びらへとあてがった。


「いくぞルキア。」

「やぁっ!も、もうよいであろう一護。これ以上は、もう、本当にっ・・・!」

「バーカ。俺だって限界なんだ。もう一瞬だって待てるわけねーだろ。」

「あっ!だってそんなの・・そんな・・・・・はぁっ!?」


ぬちゅっ・・・ぬぬっ・・・・・

ぬぐぐぐっ・・・・・ずんっ!!


「あぁっ・・あっ!・・・・・やあぁんっ!」

「っ!キツ・・・」


既に己の体を支えきることができないまでに力の抜けたルキアは、敷かれたパーカーを掴み握り締めた拳の上に額を乗せ、
背後から分け入り貫かれる衝撃に、全身に汗を滲ませ強く唇を噛み締め耐えていた。
一方一護といえば、自身を包むルキアの窮屈に狭い蜜道の感触にやや苦しげに息を吐き出す。
十分な潤いで満たされた花園とはいえ、外からの侵入者を押し出そうとするがごとくにギチギチと締め付けてくる。
それなのに悦びに沸き立つように欲情に滾り、蜜壷の奥からは熱い蜜が湧き出てぐにゅぐにゅぐと蠢き吸い付いてもくるのだ。
そこは嫌だと口では言いながらも、本心は悦び行為を受け入れているルキア自身によく似ている。

お前は、口だけでなく体までツンデレに出来てんだな。

など、一護は心の中でだけ思い笑うと、最初はゆるく、しかしすぐに激しい律動でルキアを攻め求め始めた。
一護の眼下には水着のブラだけを押し上げられた状態で着用し、頭を地に擦り付けながら腰だけを高く持ち上げた、
なんとも卑猥な格好で強い快楽に泣き叫ぶルキアに、一護は視覚・聴覚までルキアに満たされ強烈な興奮を覚える。


ぱんっ!・・ぱんっ!・・ぱんっ・・・・・


「うあぁっ!?はあっ・・・やっ!やだ!いちっ・・・だめっ!もっと、ゆっくり・・・あくぅっ!」

「ばっか・・・!お前の締め付けが凄過ぎて・・・ゆっくりとか、無理なんだよ・・・!」

「あっ!あぁっ!やっ・・!そんな・・・だ、だめ・・だっ・・・!
はげしっ・・・激し過ぎる・・・!一護っ!いちごぉ!スゴイ!感じ過ぎて恐いぃっ・・・!!」

「すげーよルキア。お前、エロ過ぎて・・気持ちよ過ぎる・・・!
堪んねぇ・・・お前すげー堪んねぇよ。
だから、お前も感じてくれ・・・俺だけを感じてくれ。
俺以外、誰も感じられなくぐらいに!!」


ぱんぱんぱんぱんぱん・・・・・!


「やぃっ!?ひぃ・・・あぁぁんっ!!!」


熱い太陽の下の行為に、二人は大量にかいた汗をぽたぽたと滴らせ、それでもなお強く激しく欲情を燃やし体をぶつけ合う。
早いリズムを刻む一護の肉棒に体の奥を突かれるたび、そこから電流のような快楽の痺れが湧き上がりルキアの体を駆け抜けていく。
その電流にぞくぞくとルキアは痺れ果て、感じすぎる快楽を少しでも発散させようとあられもない嬌声をあげ高く啼いた。
しかし快楽は少しも発散されることなく、むしろどんどん堪っていく一方であった。

もうだめ。もうだめ。
これ以上されたら、快楽に犯され、本当におかしくなってしまいそうだ。

照らす太陽の熱の相乗効果に高まる快楽に自我が保てそうになく、加えて経験したことのない絶頂への無意識の恐怖心に、
ルキアは慌てふためき後ろを振り向き、泣きそうな表情で一護を見上げ懇願した。


「い・・一護っ!これ以上は・・・あっ!い、いやだっ!・・おね・・お願いだ・・・もう、やめてくれっ!」

「・・・イキそうなんだろルキア?狭いここが、余計に締まってきて痛ぇくらいになってきた。
いいんだぜ。イケよ。我慢しねぇで、俺を感じて思いっきりイケばいい。」

「ひゃぁ!?やだ一護!なにをっ・・・!?」


一護はしっかりとルキアの腰を掴み、繋がったままの状態でゆっくりと立ち上がった。
そうなればもちろんルキアも引きずられるように強制的に立たされ、驚き戸惑ったまま一護の動きに合わせ数歩歩き、
一護より一段高い石の上に乗せられると、目の前の壁のように切り立った岩肌に手をつかされる。
目の前の岩にちゃんとルキアが手をつき支えた事を確認した途端、一護はより低く腰を落とし、
ルキアの片足をぐいっと持ち上げ、今までで一番激しい腰使いでルキアを深くえぐり打つ。

そこは激しい一護の律動に透明な蜜をどろどろに滾らせ、それでも許さず更に突き上げこねくり回されるので、
二人は全身から噴き出る汗だけでなく、下肢からもびちょびちょと湧き出す熱い雫に濡れ滑り飛沫をあげた。


ぬぶっ・・じゅぽっ・・じゅっじゅっ・・ずぷぷっ・・・ぐぽっ・・ぐぷぷっ・・・・・


「うあぁっ!?やぃっ・・・!やぁっ!
・・はぁ・・・はっ・・やらっ・・・!あっ!・・・だめっ・・・だめえぇっ・・・!!」

「エロいなルキア。その顔も、声も、体も、全部。
好きだ。エロいお前も、普段のお前も・・・・・
お前の全部欲しくて欲しくて、俺、もう我慢できねぇんだ・・・!」

「ふあぁ・・・っ!一護・・・すごいっ・・・・・一護っ!!」


片足という不安定さに、下からの激しい突き上げ。
一護の片手は裸にブラだけつけた卑猥な姿のルキアの片足を掴み持ち上げ、もう片方の手は敏感な胸を痛いまでに揉み掴む。
足を胸を秘所を攻め、それでも貪欲にルキアを求めた一護は、首を捻り潤む瞳で自分を見上げるルキアの唇をも塞ぐ。

全身を悦楽に浸され、ふいに何かルキアの奥からせり上がってくるのを感じ、ルキアを突き上げ揺らす一護の動きに同調し、
どんどん絶頂を目指し上昇していく感覚にルキアは歓喜に涙を流しビクビクと震えた。


「あふっ・・!だめっ・・!イクぅっ・・・イッちゃう・・・・・イク!一護!もう、イッ・・・!!!」

「いけ!ルキアッ!俺も、一緒に・・・・・・・・うぁっ・・・!!!」


ズンズンズン・・・・ビュクッ!


「あっあっあっ・・・・・!ああぁーーーーーっ!!!!!」


ドクドクドクドクッ・・・・・


足の先までもびくびくと震え極めたルキアの中に、一護の滾りの全てを放出する。
その放出は通常よりも長くかかり、栓をされた状態であるにも係わらずルキアの中から溢れ出すまでに大量に注ぎ込まれた。

やがて全てを吐き出した一護がずるりと肉棒を抜き出せば、支えを失いルキアが一護の胸の中へ倒れこんでくる。
そんなルキアを一護は優しく抱きとめ、砂で汚さぬように岩の上に腰かけた自分の膝の上へとルキアを乗せた。
ゆっくりと引いていく絶頂の波を味わうように、一護はもう一度甘くルキアの唇に吸い付く。
ルキアもこれを受けうっとりと目を閉じ味わうと、離れていく唇を惜しむように一護を見上げた。
熱く潤むルキアの瞳に見つめられ、一護は先程ルキアに言えなかった言葉を思わず口にした。


「あー・・・ルキア。お前この水着似合うな。」

「・・・・・は?」


裸に押し上げられたブラ姿の今この時に、一護に水着を褒められたルキアはあまりの話の飛躍ぶりにきょとんとした。
一護もそこでハッとし、自分がおかしな事を口走った事に気付くが時既に遅い。
一護は困ったようにルキアから視線を逸らし、少しだけ怒ったように語気を強める。


「最初から、その水着が似合うとは思ってたんだよ!」

「だったら、なぜそう思った時に言ってはくれなかったのだ?」

「それは、その・・・、他の男に、お前の水着姿を見られるのが嫌だったんだ!」

「・・・・・ぷっ!あはははっ!!」

「な、なんだよ!なに笑ってんだ!?」

「なんだ。ずっと不機嫌な顔をしていると思ったらそんな事だったのか。
 お前はなかなか嫉妬深いようだな。それは大変だ。色々と気をつけねばなるまい。」

「・・・・・ちっ。どーせ俺はまだガキだよ。」


我ながら了見の狭さが恥ずかしく、なんともいたたまれぬ思いでまともにルキアを直視できない。
横を向いたままの一護の頬へとそっとルキアは顔を寄せ、ふっと触れるだけの優しいキスをした。
これに驚き思わず振り向いた一護を、ルキアは悪戯な微笑を浮かべしっかりと見つめる。


「この水着は、お前が喜びそうだと思って買ったのだ。
 どうだ一護?私の見立てに、間違いはなかったな。」

「・・・!」


まだ胸を丸出しにしておきながら、妙に自信に満ちた笑顔のルキアに一護はがっくりと肩を落とす。
ルキアに色々してやったのはこっちの方なのに、このしてやられた感はなんなのだろうか。
結局本当の意味でこいつに勝つにはまだまだ経験と修行が必要なようだ。


だったら俺は、今自分ができることで、こいつに対抗するしかない。


「・・・よしっ!ルキア!もう一回するか!!」

「なっ!?何を言うか、このおおたわけめっ!
 いい加減皆の所に戻らぬと、不審がられてしまうではないか!」

「じゃあ俺達だけでもう帰ろうぜ。そしてどこかで休んで行く。
 お前を足腰立たなくしてやるからな!」

「・・・っ!?」


やけに力強く馬鹿げた提案をする一護をルキアは絶句して眺めるが、
そんな視線はものともせずに一護は大真面目な様子で一人さっさと身支度を始めている。
勘の鋭い水色には何か言われそうな気はするが構わない。
早く二人きりになって、この続きをしたいだけだ。




今は夏で、ここは海で、可愛い水着を着たルキアがいて。
俺を誘惑してくるんだ。
それに抵抗する理由なんか、別に何もないだろう?





・・・たとえ何かあったとしても、関係ねーけど。な。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏 top

※2008年にサイトを開設して以来、毎年『夏』をタイトルにイチルキ裏を書いていると先程気付きました。
もちろん無意識の所業なのですが、こうなると今年も是非・・・と思いつつ、ネタが湧かない。仕方ない。
と思い諦めていたのです。が!某サイト様の水着イチルキイラストに突如情熱が異様なまでに燃えがる!
久々に明け方4時まで執筆を二度過ごし、なんとか仕上げることが出来ました☆○子さん本当にありがとう〜♪
イラストをイメージし作品更新させて頂きたいと申し出、展開に希望があれば・・・とお聞きしたところ、
○子さんから『汗』と『ラブ』を増し増しでリクをお受けしました。出来は如何だったでしょう。満足下されば宜しいのですがwww
しかし実は裏は同じことしかする事がなく、絶賛裏スランプに陥っております。
他の作品での言い訳でもくどい程言っておりますが、二年も裏を書き続けたせいか展開や表現の癖もあり、
今後もきっとあまり目新しい表現はできませんが(それどころか同じ展開も有)、僅かなシチュの違いだけでも楽しんで頂きたい。
だって結局裏書くの大好きなんで、今後も書き続けてはいきたいのです〜(T T)
2010.8.21

material by Sweety

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