゜・*.。.*・゜☆祝!公式ギンルキカードデビュー☆゜・*.。.*・゜

2010年8月発売の第13弾カードガムでとうとう公式でギンルキが認可されましたw
正直、どのような意図をもってこのシチュに設定されたのかよくわからないのですが、

そんなことは ど う で も い い よ !

公式ギンルキの前では些細な問題!って感じで、とにかくギンルキ魂に火がついた!!
で、その萌え滾った妄想の結果がコレ↓です。
設定は私のギンルキ作品の中でも一番ご好評頂けた『無罪シリーズの現代パロ』でお楽しみ下さい〜♪

※ギンルキの他に
日乱要素有り。苦手な方はご注意下さい。※






『 ピクニックに行こう! 』






レンタルした鮮やかな空色の車から荷物を運び出し、初めての割りに思ったより随分手際よくバーベキューの場が整えられた。
特に急ぐ予定もない三人は、そぞろに肉を焼きつまみながらなにもない大自然の中でのんびりと過ごしている。
ルキアは明るい色合いのふんわりとしたAラインの膝丈ワンピース姿に、いかにもリゾート使用な麦わら帽子を被り、
髪を小さな三つ編みにまとめ楽しいピクニックにひどくご機嫌な様子であった。

「良い天気だ。今日は絶好のピクニック日和だな!」
「そーやねー。最初乱菊に言われた時は面倒や思うたけど、たまーににやったらこんなんもええねぇ。」
「しかし、その立案者が欠席とはな。」
「一番はりきっとたのになぁ。まぁこれも、日頃の行いゆうもんやろ。」
ここにはいない乱菊の間の悪さに日番谷は呆れ気味に、ギンは同情の余地さえないように冷たく言い切った。


『夏になったら、この四人でどこか遊びに行かない?』

そう言い出したのは、お酒と楽しい事がなによりも大好きな乱菊であった。
最初提案された時、ルキアは少々とまどいを覚えたが、理由を聞いて納得した。
目下猛烈な片恋中の乱菊は、随分年下の少年日番谷に熱い想いを寄せていた。
しかしこの日番谷少年がなかなかの難物で、学生のうちは乱菊と付き合う気もなく、
その間、特に理由もなく滅多に二人きりで会う気もないとキッパリ宣言されていた。
しかし、乱菊としてはなんとしても大好きな隊長の傍にいる機会を作りたくて堪らない。
だったら二人きりでなくWデートならば良いであろう!と、無理は承知で渋るギンを無視してこの案をゴリ押した。
すると意外にもあっさり日番谷少年はこの案に乗ってきたので、善は急げ!と夏休みに入って早々に計画は実行されたのだった。


なのになんという運命の悪戯。
随分前から大張り切りに計画し準備を進めていた乱菊に、急な仕事の依頼がきてしまった。
それは代行者ではなく是非乱菊本人にという上得意さまからのご指名に、泣く泣く乱菊一人東京に居残る事になってしまったのだ。
しかし乱菊も折角の機会を簡単に諦めはしない。
急いで仕事を片付け必ず駆けつけると呪文のように言い連ねていたのを思い出し、ルキア一人可哀想な乱菊の弁護を請け負う。


「欠席ではありませんよ!
仕事が終わり次第急いで駆けつけるそうなので、日番谷殿も楽しみにお待ち下さるようにと言付かっておりますゆえ・・・」
「ああ。俺のことは気にするな。適当に食ってその辺でも見て回る。」
「あ・・・は、はい。」


乱菊に決して冬獅郎を帰さないようにと言い付かっているルキアとしては、退屈せぬようなんとか冬獅郎をもてなそうと必死なのだが、
当の本人は特に気にした風もなく、ペットボトルのお茶を掴むとぶらぶらと二人の元から去ってしまった。
うまく任務が遂行できていない失望と緊張に、冬獅郎の姿が見えなくなると同時にルキアは、はーっと深い溜息を吐き出す。
その様子を見ていたギンは不思議そうに首を傾げた。


「ルキアちゃんは、なんであんなちっこい子にビクビクしとるん?」
「う、うむ。年下とわかってはおるのだが、
あの方からはなにかしら威圧感があるような、なんだか気になる存在なのだ・・・・・」
「ふーん?僕にはようわからんなぁ・・・・・・・・って・・・あぁっ!?」
「な、なんだ急に!?驚くではないか!大声を出すな!」
「まさか好きになったとか言わんやろうね!?」
「どうしてそうなる!?」
「せやかて気になる言うたやん!?」
「そーゆー意味での気になり方ではないっ!!!」
「えー?それ、ほんまなんかなぁ?」


すぐに話が飛躍していくギンには付き合いきれんとばかりに、ルキアは目の前に迫り来るギンを一喝した。
しかしギンはまだ納得できていないように、不満げに頬を膨らませルキアを見下ろしている。
この手の話には妙に疑り深く執拗なギンに、ルキアは顔をそむけたまま言い訳をしてやることにした。


「日番谷殿はまだ学生ではないか。私と幾つ違うと思う?」
「あー・・・ルキアちゃん。それ乱菊ん前では絶対言わん方がええよ。
いくら僕でも最高に切れたあいつ相手に、ルキアちゃん守ったげれるか自信がない。」
「!!・・・う、うむ。いや、本当はそ、そうではなく・・・・・
乱菊殿を敵に回せる程の度量は、私にはない。というところか。」
「ふーん?度量・・・なぁ?」


しかしこの返答が気に入らないギンは、突如ルキアを抱きすくめると、ルキアの耳に舌を挿し込みぺろりと舐めれば、
その感触にルキアはぞわりと肌を粟立たせ、堪らず細く高い悲鳴をあげた。


「ひぃっ!?」
「度量ちゃうやろう?そこは、僕のこと好きやからない言うとこやない?
寂しいなぁルキアちゃん。僕えらい傷ついてしもうたよ。」
「わ、わかった!悪かった!今のは私の失言であった!だから手を離してくれっ!!」
「あっかーん。口で謝るだけやったら誰でも出来る。・・・・・少し体に教え込まんと。」

素直に詫びたルキアを拘束する腕の力は益々強まり、悪戯好きな手はルキアの体をいつものように弄りだす。
ギンの悪ふざけに果てがないとしっているだけに、ルキアはこんな場所でどこまでされるものか気が気ではない。
なんとかギンの強行を止めようと、自分の体を撫で回す手を掴み押し止めようと奮起した。
しかし相手が悪すぎる。
ルキアの制止をなんなくかわし、服の上から小さな胸を揉みながら、もう片手はスカートの中へと忍び込んでいるではないか。
その手つきにぶるっと震えながら、ルキアは真っ赤な顔で懸命に恐い顔をしながらギンを怒鳴った。


「お前という奴はっ・・・!時や場所を選ばずにいつも盛るな!莫迦者めがっ!!」
「ん〜?そんなん言うても、この辺誰もおらんし、ちょっとくらいええやんか。」
「ひっ・・・日番谷殿が・・・戻って・・・くる、だろう・・・!」
「気ぃきくお子様や。向こうの木陰で昼寝しとるよ。・・・せやからぁ、安心して・・・な?」
「やっ・・・!だ、だめ・・だっ・・・・!」
「もう体震えとるよ?期待してるん?ルキアちゃんはエッチやなぁ。」
「ちっ!違っ・・・・・・あっ・・やっ!んっ・・・!」
「可愛いなぁルキアちゃん。お外でいちゃつくんのも悪ぅない・・・」

いつものようにルキアの声と体から抵抗する気力が失せていくのを敏感に感じ取ったギンの手は、
服の上からでは物足りなくなり、ルキアの素肌を求めひらひらと誘うように揺れているスカートをたくしあげる。

−−−と、しようとした瞬間だった。


「ごっめーん!おーまーたーせぇー♪」


後ろから突如乱菊の声が降り注ぎ、ギンに完全に身を委ねていたルキアは一瞬で我に返ると、
振り向きざま反射的にギンへと拳を繰り出し跳ね除ける。

「ひゃぁっ!?」

「まままま松本殿!?おおおお思ったより、ははははは早かったですねっ!?」

動揺に熟れた林檎のように顔を真っ赤にさせながらあたふたと体裁を整えようとするルキアと、
ルキアの拳が完全に顎に入り呻くギンの様子に、乱菊はひどく上機嫌に微笑んでいた。

「そりゃ〜ね〜。愛しい隊長に可愛い女の子をいつまでも待たせちゃ悪いもの!
・・・それにやたら手癖のわっる〜い狐が一緒だから、私の隊長が襲われちゃたまんないし。ねぇ〜?」
「え?なんでそこで僕のこと見るん?なんで僕があないな小坊主襲わなあかんのやっ!?」
「あんたならやりかねないからよ。」
「ルキアちゃん以外に勃つわけないやろ!」
「ふっ!ふざけたことをぬかすな!おおたわけめっ!!!」

ズッパーン!

「だぁっ!?」

間髪いれずギンの頭に丸めた雑誌から繰り出された、ルキアの力強い突っ込みが入りギンは呆気なく撃沈した。
狙ったとはいえ幼馴染の度重なる不運に満足し、密やかに悪い笑みを浮かべた乱菊は、突然ハッとして周囲を見渡す。

「そんなことより私の隊長は?隊長はどこに行ったの?」
「えっと・・・あ、あちらの方で昼寝をしていると・・・・あ!あそこですね!」
「どれどれ・・・あ!隊長はっけ〜ん!じゃ、私呼んでくるわね〜♪」

ルキアの指し示した指の先の木陰で、横になっている小さな人影発見に乱菊は歓喜し、うきうきと弾む足取りで一目散に飛んでいく。
その様子をルキアはほーっと感心したように見つめ、その傍らにまだ痛む頭をさすりながらギンが寄り添った。

「すごいな松本殿は・・・本当に、日番谷殿のことがお好きなようだ。」
「そうやね〜。昔からようモテてはおったけど、乱菊が自分から好きになった事はそうなかったんとちゃうかな。
それもあんな一方的にいれあげとるなんて、僕も初めてみたわ。」

まるで他人事のように呟くギンの言葉に反応したルキアは、思わずふふっと可笑しげに笑みを溢す。

「・・・・・なんだか、お前と似ているな。」
「ん〜?そうやろうか?でも僕はあんな雑な奴と似とるなんて思わんけど。」
「似ているよ。他所には一切目がいかず、自分の信じた道だけ猪突猛進に突き進むところなどソックリだ。」
「それは、褒め言葉やろうねぇ?」
「半分褒めて、半分たしなめだ。少しは他にも目を向けるべきではないか?
自分の考えにだけ捕らわれると、色々了見が狭くなる。」
「ルキアちゃんから、そないな事言われるなんてなぁ。」

出会った頃のルキアは悲しい過去に囚われ、周囲の変化に目を向けず自分の中で時を止めてしまっていた。
その牢獄から無理にでも解き放ってくれたのがギンであり、だからこそルキアはギンに全てを預けられる唯一無二の存在になったのだ。
ルキアの言葉に妙に感心した様子のギンに、少々の気まずさもあってルキアはわざとそっけなく言葉を連ねる。

「確かにかつての私は変化を望まず、何も見ぬよう己の殻の中に閉じこもっていた。
しかし、それも全て過去のことだ。今は広い世界を知り見識を深めようと、少しは努力しているのだから。」
「さすがはルキアちゃん。ほんまに頑張りやさんやねぇ。」
「煩い。茶化すな。」
「茶化しとらんよ。ほんまに感心しとるんやから、たまには素直に受けとめてや。」
「・・・・・ふん。」

嫌味ではないギンの褒め言葉に照れたルキアは、ほんのりと頬を赤らめやや憮然とした表情でそっぽを向いてしまう。
そんなルキアがとても可愛いらしく、ギンは先程の続きを行おうと再びルキアを腕の中へと閉じ込め早速その手は胸を掴む。

「でも、僕は。」
「!!」

「ルキアちゃんだけおったらええよ。他に欲しいもんはなんもない。ルキアちゃんが、僕の全てや。」
「〜〜〜っ!お、お前という奴は・・・!」
「今までもこれからも、僕はルキアちゃんに向って一直線なんやから安心しといてなー♪」
「やだっ!やめろギン!お前という奴は・・・またっ・・・!やぁっ!」
「あ〜・・・あかん。ほんまにムラムラしてきよった。二人放って帰ろうか?」
「なに・・・莫迦なっ・・・あっ!や、やだっ!そんなところに手を入れるな!?」
「それやったら、そこの林の陰ででも僕はええんやけど・・・・・・・」
「えぇっ!?やっ・・・!ギン・・・お前、本気・・か・・・・・・?」
「こーゆー冗談、僕が言うと思うてる?」
「・・・・・・・っ!」

もちろんギンがそんな冗談を言うはずもない。
そんなこと言うまでもなく身に染みて知っているルキアは、もう紡ぐべき言葉すらなく、
無言で赤から青へと顔色を変化させるしかできない。
完全に観念したルキアにギンはにぃっと笑いかけ、逃げ場はどこにもないと思い知らしめた。

「そしたら了承ゆうことで、こんまま・・・・・」

バコーンッ!!!

「でぇっ!?」
「あんたこんな所でなにしてるの?
いい加減、私達無視するのやめて欲しいんだけど。」
「・・・・・」

「松本殿!日番谷殿!」

先程のルキアの一撃よりも数段力と怒りがこめられた一撃は強力で、あまりの痛さにギンは頭を抱えしゃがみこんでしまう。
しかし乱菊は同情の余地はないとばかりに、呆れ顔の冬獅郎と羞恥に泣きそうな顔のルキアを引きつれ、
さっさとバーベキュー再開に皆に飲み物を振る舞い、まだうずくまっているギンへ仕方ないとばかりに声をかける。

「ちょっとぉ。いつまでそーしてるつもり?早く来なさいよ。一応待ってあげてるんだから。」
「乱菊・・・こら貸しにしといたるからな・・・・・」
「はいはい!折角私も来たんだし、皆揃って乾杯しましょうか?」

恨みがましく乱菊を睨むギンや複雑な表情でいる冬獅郎やルキアを無視し、
乱菊一人やっと念願叶った隊長との楽しい憩いの一時に満面の笑みを浮かべ、
声も高らかに手にしたビールを青空へ向い突き上げた。


「それでは!私と隊長の輝かしい前途を祝って・・・・・かんぱ〜い☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

gin top

※本当はTOPに設置するようなちょっとしたSS形式にするはずが、書いてみればこの有様。
短く美しくまとめる技量を持ってません。さすが私。進歩が な い !
2年も書いてりゃ下手なりに少しはうまくなってても良さそうなものなのにさ・・・
など本気で愚痴ると果てがないのでここらでストップ。大人なんだし自制自制。(呪文
冒頭でも大いにはしゃいでましたが、今回は公式ギンルキに浮かれた熱をそのまま書き出してみた☆
だがこれ、次回第14弾で続きに色んなメンバー出てくるかもしれんなぁ。乱菊とかあるやもしれんなぁ!
との宿敵ギン.乱予防策として、現代パロで隊長ラブラブ乱菊も出してみたよ♪(姑息な自己防衛機能ON)
最近なにか書きたい気持ちはあるけれどなにを書けばよいのやら・・・な、迷う気持ちがそのままでてる。
表でもなく裏でもない半端なR15指定って!未熟だな・・・私。知ってたけど、知ってた以上に・・・orz(泣
しーかーしー!こんな美味しい設定をこれで終わらせるなんて、ない。よね?
出来れば年齢制限有版も書きたいなー☆たまには青空の下で(ry

2010.7.28

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